JZX110 ヴェロッサ。
パワーチェック時の吸気の音を聴いていても分かると思いますが
ブーストの上昇に伴ってリミッターが発動しています。
3回チェックして3回とも同じポイントなのでまず間違いないかと。
破線はリミッターが発動しない、純正ブースト時のグラフです。
JZX110にはバリアブルな感じのエアフロリミッターが存在していまして
単純にエアフロ電圧が〇〇Vを越えたら、リミッター炸裂!と言う具合ではなく
エンジンの回転数に対してのエアフロリミット電圧を設定して作動します。
5000rpmでエアフロ4.5VはOKでも2000rpmでエアフロ3.0Vはダメ~!みたいな感じです。
空燃比も診てみると
高負荷域で9台突入とダ~ダ~に濃いですね。
オーナーによるとエアフロがJZX110用では無くJZX100用との事で
出力値が若干高めになるそうです。
にしても、ここまで濃くなるのは稀だと言う事で
配管のエア漏れチェックをして見ると、色んな所からシュ~って言ってます。
配管が擦れて穴空いている箇所が
チラホラと見受けられるのと、HPI製のインタークーラー配管は
抜け止めのカリの部分が大きすぎるので、ホースバンドを掛ける位置を間違えると
ジョイントホースが密着せずにエア漏れを起こしやすい構造です。
社外ブーストコントローラーによるブースト上昇でエアフロリミッター発動
JZX100用エアフロ仕様によるエアフロ電圧出力過多
インタークーラーホースからのエア漏れ
これらが重なり合って、なんとなく遅い。と言う結果に繋がっていたんだと思います。
フルコンに制御を委託する事も考えましたが
予算的にかなり負担が大きくなるので、今回はサブコンを使って
エアフロリミッターのコンバートと燃料、点火の補正を試みます。
もちろんホース類も治して行きますよ!