ピンクいS15 シルビア G30タービンにて530psオーバー!

オーテックVerのS15は、症状からの考察をオーナーに伝え

オーナー自らクランク側のカムスプロケット位置の確認をすると言う事になり

空いたダイナパックにはピンクいS15シルビアをスタンバイ。

 

アルトラック製のエキマニにG30-660逆転タービンを装着し

ウェストゲートの解放パイプはボンネット貫通!

タービンハウジングとウェストゲートパイプに遮熱処理を施し

迫力のあるエンジンルームが完成

ブーストを徐々に上げながら

ECUセッティングを進めます。

HIブースト1.4k強

LOブースト1.3k弱

ブーコンOFFで0.85k前後

ブーストHIにて530ps トルク62.7k

ブーストLOにて487ps トルク58k

ブーコンOFFにて400ps トルク47k

しかも4000rpmでトルクが立ち上がり6000rpmまでフラットトルクが続きます。

G30タービン、恐るべし!!

 

っで、実はこのクルマは外装こそ替わってますが

去年の9月末にセッティングした、まさにこの車両なんです。

当時は他店作業からの後釜でしたので、トラブルが出るわ出るわで大変でしたが

T518Zタービンにてブースト1.4k掛けた時のパワーが448ps。

今回のグラフと重ねると

立ち上がりはほとんど変わらずに上のパワーが段違いに伸びているのが分かります。

 

旧めのタービンで安定を期待するお店も多い様ですが

ここまでの実力の差を見せつけられると

今時タービンの採用やセッティングを考えざるを得ないでしょうね。

 

セッティングが完成し、排気の音が済んだ感じに替わりました。

動画では伝わりませんね・・・。

アルトラックの排気管が奏でる音は芸術そのもので、排気干渉の全くない澄んだ音が工場内に響きます。

 

これにてピンクいS15 シルビアのECUセッティングは完成です。

 

おまけ

今年の防寒着は

背中と袖に新ロゴの入った仕様です。

プリントタイプだとイマイチ質感が上がらないので

高額にはなりますが、刺繍で入れてます!

 

自画自賛にはなりますが、作業着としてはかなりカッコ良い部類に入ると思います。