S15 シルビア オーテックVer パワーが出ない・・・。

昨日のブログの最後の画像で写っていた

S15シルビアのオーテックVerは、急に吹けなくなったり吹ける様になったりするとの事。

ダイナパックに載せた方がグラフで判断しやすいと言う事で

ECUのデーターをロギングしながら、まずは直結のギヤの5速でパワーチェックするものの

ダイナパックの負荷に負けてREVリミットまで回らず・・・。

3速までギヤを落とす事で

なんとかパワーチェック出来ました。

っが

音が重い・・・。

 

それもそのはず

破線が5速ですが、6000rpm手前で55psぐらいまで落ち込んでます。

流石にファイナル4.1の直結でトルク14k前後ではダイナの負荷は回せません。

実線が3速測定で、ファイナル4.1にギヤ比1.73掛けてレシオ7.1

パワーは高回転で37ps前後まで落ちますが、なんとかレシオ比のおかげで回り切ったと言う感じ。

音も重くなるわけです。

 

ここで注目したいのが3200rpm辺りで一度一気にトルクが落ち込み

6400rpm辺りでV時回復しようとするグラフです。

オーナーの言葉を借りれば

急に吹けなくなったり吹ける様になったり・・・。

 

オーテックVerは通常のNAとは違い、ハイコンプ&ハイカム仕様のエンジンで有るが故に

NVCSが3200rpmで進角6450rpmで遅角します。

どうもこの数字とグラフの折れ線がリンクしてません?って事で

NVCSのOCVをOFFって見ると

パワーの絶対値は低い物のグラフ自体がなんとなくそれっぽく?変化しました。

ただ、空燃比は

500rpm手前で8台に入ってしまう極端なリッチ状態です。

 

・・・バルタイのイニシャルがズレてない・・・?

 

ECUのログ値を見ても極端におかしい数値はないので

メカニカル的なトラブルの臭いがプンプンします。