定期的にECUチューンの依頼は入りますが、年末が近くなり
ここの所問い合わせや申し込みがさらに増えて来ました。
先週の金曜日に来店されたGGH35Wのアルファードは
吸い出したデーターが未知の内容だったので、その日は一度お帰り頂きました。
(GGH30や35の後期は基本的にデーターが同じである事自体が極稀です。
いままで30台ほどのデーターを見比べましたが、同じIDだったのは3台だけでした。)
データーを解析して
どのアドレスからどのアドレスまでが何を掌るマップなのかを割当てし直した上で
チューニングデーターを作製し
再度ご来店頂き
無事インストール。
試運転と微調整を行って
作業完成です。
やはり今回の車両も
エグゼクティブラウンジでした。
今回の様にデーターの読み込み日とインストールの日の2回に分ければ
それぞれの日の待ち時間は大幅に短縮出来ます。
読み込みに必要なのは40~60分
一度お帰り頂いている間にこちらでデーターの解析とチューニングデーターの作製を行い
出来上がり後に連絡を差し上げますので、再度来店して頂き
チューニングデーターのインストールと試運転で40~60分です。
以前は日帰り対応を行っていた時もありますが
データーの読み込み 約1時間
読み込んだデーターのデコード処理 約5~7時間
デコード処理されたデーターから各制御マップの検索 約2~5時間
制御マップの変更とテストインストール&試運転 約2~3時間と
最大で16時間ほど必要で、そもそもの営業時間をフルに使っても時間が足りません。
時間的にギリギリなんとかなったとしても
1日1台のクルマに付きっ切りになって作業する事は現実的に不可能です。
なので通しでお預かりする場合は平日で3日間以上の時間を頂きますが
上記の施工方法なら、2回来る手間はありますが、1回の待ち時間は少なくて済みます。
アルファードのECUが単体で読み書き出来るタイプだったら最高なのに・・・。
通信方法を多メーカー絡み合わせて施工すれば出来なくも無いような気がしますが
誰かテストモデルになって見ませんか?
ECUを車両から外して送って頂ければ、単体での読み書きが出来ないかをテストします。
出来る出来ないの確証はありませんけど。
クルマが変わり
こちらはZC33S スイフトスポーツのECUです。
今回は社外ECUを導入して見たものの調子が悪いので純正ECUと比較検討したいとのご依頼。
通常はイモビの関係で1台のクルマには1台のECUしかキャリブレーションされません。
っが
今、車両に装着されているECUからイモビのデーターを読み出し
そのデーターを別のECUに書き込むと、いわゆるツインECU仕様になります。
1台で2つのECUを差し替えて試す事が出来るようになります。
今回はこのイモビデーターの読み出しと書き込みのみと言う特殊な依頼でしたが無事施工完了です。
LINKのG4XとPCが接続され、繋ぎ込んだ各配線とピン配列の指定を行っている最中です。
もうすぐエンジン、掛かりますね。
純正ECU書き換えからフルコンのインストール&セッティングまで
すべて自社施工です。
お任せください!