先日のブログではER34がLLC漏れを起こし
S14&S15はタービン交換が進んでいる状況を紹介しましたが
ER34にはKOYO製のラジエターを導入しました。
KOYOさんはレーシングラジエターの性能指標をきちんと表示している数少ないメーカーですね。
純正比の水量(LLC)がどれくらい多くなったのか?を表記するメーカーは多々ありますが
水が増えた所でコアの性能が悪くて熱交換率が下がっていては意味がありません。
どこの国のどんな会社で造ったのか分からない様なコアを
とにかく安く買いたたいて製品化しているメーカーもあり、使ってみたら純正と同じ
もしくは純正より冷えないじゃん・・・。って言う物もありました。
タンクがアルミ製で、とにかくピカピカしていればOK!と言うオーナーなら別ですが
そもそもなぜラジエターを交換するのか?その意味をよく考えて欲しいです。
S14シルビアは、ヘッドを降ろしたついでに
ブローバイのリターンホース接続口を撤去。
メクラ蓋を造って、埋めてしまいます。
ブローバイをブロックに戻すこと自体は悪い事ではありませんが
そこに繋がるホースのレイアウトが問題です。
社外のエキマニやアウトレットパイプに交換すると高確率で近接する事になり
ブローバイホースが熱害でヤラれて、なかでカピカピになって割れる・・・。
気が付くとオイルがダラダラ~。
よくあるパターンです。
なので今回はこの位置のホースを撤去する為に接続口も閉じてしまい
別の位置からブローバイを戻す感じにします。
S15は
サクションパイプとエアクリーナー
ウェストゲートのバイパスパイプが
この位置にて仮付け完成です!
ボンネットを突き抜けるゲートパイプレイアウトはセッティング時の迫力満点でしょうね。
多車同時進行にて各作業進めてますので、各オーナーの皆さん
完成まで今しばらくお待ちください。