LOTUS EXIGE 380CUP S/Cブーストアップにてセッティング完了!

先日のブログでヘルスチェックの様子をアップしたEXIGE380CUPですが

ベルトを外してスーパーチャージャープーリー交換の準備をします。

ベルトを外すだけなんですが、オートテンショナーの位置が微妙な所にあるので

当店ではサッサとアンダーパネルを外してしまい、真下からアプローチします。

 

ベルトが外れたら、ユニット右側のノーズ部分を取り外しますが

何故、ノーズを外すのかは過去のブログにて説明しています。

 

左側が純正品で、右側が今回導入する小径プーリーです。

プーリー径のどのサイズを入れるとどう言う仕様になるのかは

今まで蓄積したノウハウが役に立ちます。

たまに電話で業者っぽい人から

「プーリーはいくつの物にしたら良いですか?」

って聞かれますが

「自分で試せよ」

以上です。

 

ノーズごと新しい物に交換したら

スーパーチャージャー用のオイルを注入して行きます。

このノーズの脱着も何も考えずに行うと

漏れ出るオイルでお客さんのクルマのエンジンルームをベッタベタにする事になります。

何事も経験をノウハウにして蓄積する事が大切ですね。

 

ベルトを掛けて

エンジンを始動しプーリーの振れやオイル漏れが無い事を確認し

アンダーパネルを再装着します。

ナンバープレートが福岡ですが、フェリーを使って自走で来て頂いています。

本当にありがたい話です。

 

プーリーの小径化を経て

いざECUセッティングへ!

良い感じの乾いた音が出るようになりました。

出力はサクっと460PS!トルクは56k!!

入庫時が366ps トルク46.8kなのでパワーで93.6 トルクで9.2kの差異ですね。

 

奇跡の1本じゃない事はオレンジと赤のグラフが重なっている事が証明しています。

何回 回しても安定したパワーカーブを記録します。

見やすいように赤色のグラフを消します。

これも今まで行ってきたECUセッティングで培ったノウハウがあるからこそ

短期間でベストセッティングが引き出せる感じです。

3年前はEXIGE 1台セッティングするのに1週間掛かってましたからね~。

 

サーキットでのレースにも参加すると言う事なので

サーキットスペシャルなデーターも作製し

443ps トルク54.3k。

(赤色のグラフ)

マージンを多めに取ってはいますが、これでも十分速いと思います。

 

ダイナパックでのセッティングは完了したので実走行での微調整を経て作業完成です。

洗車をして納車の その日を待ちます。