先日までZC33S スイフトスポーツがダイナパックに載っていましたが
セッティング完了後、無事納車する事が出来、オーナーのブログにも載せて頂きました。
空いたダイナパックには
ロータス エキシージSがセットアップされました。
ミッドシップ車両なのでラジエター送風用とは別に
エアクリーナー用の送風機も必要になります。
いつも通り
VFRオリジナルパワーゲート3を繋げてECUデーターを読むと
読み込み完了と言う表示が出たので
「今回はスムーズに終わるな~」
と気を抜いたのが間違いでした・・・。
ロータスのセッティングの周りには常に落とし穴が待ち受けています。
ロータスをナメてはいけません。笑
ひとまずノーマル状態でのパワーチェックを行い
その後データーを書き換えて見たのですが
ん?データーが書き換わっていない?
上のグラフはノーマル時とECU書換後の点火時期とエアフロ流入通過空気量の比較なのですが
基本的になぞる様な形で変化が見受けられません。
当然、パワーもトルクもほぼ変化なし・・・。
通常時はこの時点で400psぐらいまで上がる様なデーターを書いています。
以前にも一回、こんな感じの症状があり
前回同様、ECUを車体から取り外して
基盤から直接データーを読み取り、内容を精査。
過去に実績のあるデーターに基本データーを書き換えた上で
セッティング中はパワーゲートは使わずに
PCから直接データー編集します。
成果も徐々に表れ始め、380psぐらいまでは上がったのですが
やっぱり上げ代が少ない!
こういう時は大体
ココが原因の場合が多いです。
パワーを上げようとセッティングが進み、エアフロの通貨流量が増えると
燃料を多く吹かれてしまい、空燃比がかなり濃い状態に・・・。
以前のブログで説明している、この現象が起こっているんだと思われます。
試しにエアフロ電圧を測って見ると
あちゃ~、高杉君だ・・・。
エアクリーナーに付属されるエアフロアダプターの内径が細いのでしょうね。
流速が上がってしまいエアフロ電圧上昇→ECUは空気増大と考えて燃料増
実際の空気は増えてないのに燃料だけ増えるので、空燃比ダダ濃い&パワー上がらない。
辻褄、合います。
さて、どうしましょうか?
って答えは出てますが、続きは明日です。