LinkのG4+プラグインモデルからG4Xプラグインモデルへ
アップデートコンバートを試みている
BNR32 GT-R
前回入庫時はLSDを街乗りユースを考えて、NISMOからOS製に変更して
その後 九州まで車内10泊自走の旅を無事完走?後、再入庫しました。
今回の主な目的は
LinkをG4+からG4Xにアップデートする事でしたが
基盤を交換して、エンジン始動を試みるも点火信号が出ないと言う症状が発症・・・。
Link側の設定の問題では無いかと、色々試しましたが
Linkに備わっている点火信号テストでもタイミングライトは光らなかったので
パワートランジスターがお亡くなりになったと判断し
IP製のパワトラレスダイレクトイグニッションを
装着!
コイル自体はR35 GT-Rの物をベースに
RB26エンジンにスマートに装着出来る様に工夫された商品です。
付けようと思えばプラグホールカバーも装着出来ます。
プラグを仮組して
点火信号テストスタート
無事タイミングライトは光りました!
九州旅行中に不動車にならなくて本当に良かったです。
これでエンジン始動もすんなり行くはずと
ダイレクトイグニッションを仮組から
本組にしてキーをひねるも始動せず
なぜ?
クラセンに仕込んだセンシングプレートが悪さをしているのか?
クラセンを取り外し、電動ドリルで疑似回転を作り出すと
回転信号としては正常に取得できている事が分かりました。
念のためセンシングプレート無しのクラセンも試しますが
回転信号は同じように出力されています。
ですが両方のクラセンで250rpm付近を堺に点火信号が出たり出なかったりします。
こんな事って有り?
出ないなら出ない、出るなら出るでハッキリして欲しい・・・。
関係各所に問い合わせしまっくって、出た答えは
「アンロックコードを何回か入力してみる。」
・・・意味不明。
すでにアンロックは解除済みですが、試して見た所4回目のアンロックで
低回転でも点火信号が出力されるようになりました。
点火信号さえ出れば
無事エンジンは始動し、クランクオフセット等の微調整で
点火タイミングの調整まで完成。
え~っと、何なんでしょうか、この現象は。
ファームウェアも頻繁に更新されているので、何らかのバグ等の痕跡でしょうか。
まあ、なんとかエンジンが始動したので、今度はHKSのVcamの設定
G4+とはオフセットの入力が異なり、校正の方法も異なるので
データーをコピーしただけではエラーの連発。
カムポジションを読み取って、オフセットを逆算してあげるとVcamさん始動!
これでようやくまともに動くようになったぜ!って思ったら
AFRの数字がずーと0
ここもG4+と違うんですね。
個別の割り当てを行う事でAFRも無事表示されました。
ここまでやってようやくスタートラインに立った感じです・・・。
でもまあ、ノウハウってのはこうやって積み上げて行くもんだと思います。
やって見ないと分からない事、世の中にはいっぱいありますよね。
さて、次はこのBNR32からG4+を譲り受けた
HCR32へのG4+装着です。
動画ではすでにエンジン掛かってますが、これもまた・・・。
それはそれでまたの機会に。