R35 GT-R×2台 ミッション修理&ミッションプログラム変更

ミッションのアッパープログラム施工が終盤となりつつある

シルバーのR35 GT-Rは、無事エンジン始動後のMTチェックもOKとなり

長めの試運転へ

 

同時に

リフトアップされていた

ブルーメタリックのR35 GT-Rは今回ミッションのハニカムオイルパン導入と同時に

出来の悪いMY2014プログラムをリセットしてMY2020データーに変更して行きます。

 

MY2014データー&ミッションは市場でもとにかく評判が悪く

初期型のメインシャフトのCクリップ外れ以上に様々なトラブルを発症します。

MY2015モデル以降ではあまり聞かない

シンクロ不良による1速やバックに入り辛くなる症状や

リンケージ周りのアルミケースが割れると言うトラブルもちょくちょく耳にします。

 

またMY2020モデルのMTプログラムでは

AT走行中にシフトダウンすると

MTモードに切り替わるのと同時に1速ダウンしてくれます。

例えばATモード6速だったすればシフトダウンパドル1回でMTモードの5速になります。

また、MTモード中にシフトアップパドルを引きっぱなしにするとATモードに戻ってくれます。

 

MY2020モデルより前のプログラムですと

ATモード中にシフトダウンをしてもMTモードになるだけで

シフトダウンしたければ2回シフトダウンする必要があります。

(初期型はパドル操作ではMTモードに変化すらしませんでした。)

さらにMTモードでシフトアップパドルを引きっぱなしにしても

特に何も変わらず・・・です。

 

それがMY2020モデルですと

ATモードで走行中にシフトダウンパドルするとMTモードに切り替わりながら1速シフトダウン

MTモード中にシフトアップパドルを引き続ければATモードに切り替わってくれます。

さらにはRモードの変速が、すこぶる元気でブリッピングの早さと安定感が抜群です。

もちろんRモードのATモードでは、より高回転を多用する事で

サーキットのタイムアタックにこそ是非使って欲しい

と言うメーカーの自信が表れています。

 

MY2014モデル以降であれば、CPUのマイコンを貼り換える必要もなく

プログラムの書き換えにて対応可能です。

MY2007~2013モデルまでは

MT用CPUをMY2014モデル以降に替えた上でプログラム書換するか

マイコンを1.5Mサイズに実装基盤内で貼り換えた後プログラム書換となります。

 

それぞれの施工が終わった

2台のR35 GT-R

店のMY2020を持って来れば、前期、中期、後期が勢ぞろいです。