先日のブログで、タイミングベルト周りの交換を紹介した
BNR34 GT-Rはアイドリングでのエア抜きも終わり
マフラーもHKSのスーパーターボマフラーに
交換完了!
ダイナパックに載せて
バルタイのセッティングを行ってゆきます。
その前にプラグを確認すると
交換したばかりのようで、非常にきれいなのですが番手が6番でした。
バルタイ設定後は若干のブーストアップもするので番手を上げておきました。
このBNR34 GT-Rは入庫時、柿本のマフラーとインパルのECUが導入されていたので
まずは入庫時にパワーチェックして、その時のパワーを保存。
マフラーをHKSのマフラーに交換して
どうなるかを見てみました。
若干ではありますが、パワー、上がりました。笑
これだけパワーが出るのに、全開時の音も非常にジェントルで良い感じです。
爆音好きには物足りないのでしょうが、時代はこう言う流れです。
抜けも確保されている様で、ブーストが少し上がってますね。
メインサイレンサーが捲れかけている柿本マフラーの方が抵抗が大きかったのかも。
パワーチェック中のエンジンルーム側は
こんな感じです。
プラグ交換の効果もあってか、キレの良い音がしますね。
さて、ここからが本題です。
RB26はINにもEXにもVVTIはありませんので
機械的にスライドさせてはパワーチェックを繰り返しベストな位置を探ります。
BNR34は確かIN 240度の中心角117度
EX 236度 中心角121度だったと思います。
ん~、なぜこんな数字なんですかね・・・。
今回はEX側から変更して見ました。
効果が最大になる場所はBNR32や33とはちょっとだけ違います。
もともとの基準バルタイが違いますからね。
IN側も変更し
だいぶ良い感じになって来ました。
もう少しINのバルタイを変更して
ECUを変更しない割には良い感じのトルクが出ましたよ。
緑のグラフがIN&EXのバルタイセッティング後
赤のグラフがHKSマフラー交換後、バルタイセッティング前です。
破線はEXのバルタイが決まって、IN側一発目の時だったかと
(特に意味はありません。笑)
IN側をかなり振って見ましたが、高回転のパワーも犠牲になっていません。
HKSマフラーに変更した後の406ps トルク49kから
431ps トルク52.6kまでパワーアップです。
3000rpmで比べて見ると
トルクは8.5k パワーでは36psもの違いがあります。
普段の街乗りで良く使うポイントだと思うので
この辺りのトルク&パワーアップは、体感度が高いと思います。
っが
6200rpm以降のカーブがどうにもRB26っぽく無いですね。
この辺りがいわゆる吊るしのECUの限界でしょうか・・・。
車両個体差によるマージン確保の為、点火を遅く、燃料を多めに噴いています。
インパルECUのデーターをLOGで見ると、納得の数字です。
更に、問題がありまして・・・
バルタイ決定後のパワーチェック中、クラッチが滑りました・・・。
この後、ECUセッティングに入り、更にトルク&パワーは上がると思われるので
現状の純正クラッチでは無理ですね。
クラッチ交換をするため、一度ダイナパックから車両を降ろして
ついでにECUもインパル製からLINKのG4+プラグインに変更します。