JZS161アリスト 最終実走前にエンジンチェックランプをVpro3.4で制御

ダイナパックでのセッティングが終わったJZS161アリスト

店の周りで低負荷域の確認やアクセル補正を調整をしていたら

エンジンチェックランプが点灯し

VVTIの制御異常 P1349が原因の模様

ATから5MTに換装しているのでソレノイド系のエラーは消せませんが

エンジンチェックランプ点灯には関係ない部分です。

 

トラストのVマネージを装着してVVTIを制御しているのですが

ソフトをサブコン仕様からフルコン仕様にすると

純正ECUへのVVTI制御信号をカットする事になり、かわりにこのアダプターを付けます。

 

VVTIを動かす、OCVと同じような抵抗が中に入っているのですが

熱やら振動やらでやたらと壊れます。

今回もこのアダプターの抵抗値がおかしくなっているのが原因の様で

すぐに壊れるアダプターを延々と買い続けるのもどうかと思い

Vpro3.4から装備されたVproのエラーコードをスイッチ出力するシステムを

メーター内のエンジンチェックランプに接続して

こんな感じにして見ました。

IG-ONで点灯し、エンジンスタートで消灯します。

 

あくまでVproのエラー監視を流用しているので

Vpro本体に異常が出ると、エンジンチェックランプが点灯してしまいますが

純正ECUからのあーでも無い、こーでも無いと言う説教は拒否できます。

 

これで走行中に、E/Gチェックが付いたり消えたりして気が散る事も無くなったので

ガソリンを一度満タンにして

いつものコースに向かいます。

 

行き道では、A/FフィードバックをOFFにして

主に高速道路巡航中のスロットル補正を組みなおして

ATの時とは違う負荷の掛かり方に応じた補正にすることで

A/Fフィードバックの補正量がなるべく少なくなるように調整します。

 

全開走行後

LOGを確認し点火時期やAFRが安定しているかを見て行きます。

画像の太いピンク色のグラフはAFRですが

加速補正が入って一瞬濃くなった後はキレイに一定の値をキープしています。

 

ブーストOFF LO MID HIのすべてで確認を終えたら

帰り道ではA/FフィードバックをONにして

補正値がどれくらいまで変化するかを確認します。

 

大体+-3~7%の間で収まっていたので、スロットル補正の方向性が正しいと判断できます。

このフィードバック補正値が20%に張り付いていたりすると

そもそもの燃料制御が薄すぎるか濃すぎるか、何かが壊れている事になるので

燃料セッティングやり直しとなります。

っと言っても、この辺りのフィードバックを

きちんと使い切れているクルマはあまり見たことがありません。

 

特にVPRO装着車はセッティングが適当な場合が多く

フィードバックの設定なんて皆無!と言うクルマがほとんどですけどね。

 

実走セッティングもこれで終了となり、今回の依頼作業は完成となります。