デモカー JW5 S660 HKSタービン装着後セッティング完了

タービン交換とブレーキローターの交換、アライメント作業が終わった

デモカーのS660は

2018212224145.JPG

ダイナパックに載せられて各種データーの検証をスタートしました。

 

HKSのGT3タービンキットには調整式の燃料レギュレーターがセットされているので

2018212224323.JPG

燃圧計を装着して、実空燃比を見ながら微調整して行きます。

この辺りの調整は説明書には一切記載されていないので注意が必要です。

イニシャル燃圧で3K~5Kまでが調整範囲の様です。

 

さて、まずはGT3タービンキットを購入すると付属される

HKS製のデーターをインストールしてパワーチェックします。

数回回してパワーが安定した時点でも92psとトルク15.5k前後・・・

 

データーを確認すると、ん?と思う箇所が見受けられるので

ひとまず一番気になる部分を書き換えると

2018212225238.jpg

まずは100PSを超えました。

ただ、これだと4000rpm~6000rpm付近のパワーの盛り上がりが若干物足りないので

点火、燃料、VVTIのすべてを見直して

2018212225930.jpg

だいぶ良い感じになりました。

これなら3000rpm~7000rpmまで気持ちの良い加速をすると思います。

っが、デモカーの役割は限界を見極める事です。

点火時期の進角やブーストの限界値を見極めるため少しずつデーターを変更すると

201821223149.JPG

フラッシュエディターでは対応出来ない、圧力センサーのHI側の閾値エラーが出たり

ノックリタードがびっくりするような数字になったりと

この辺りが限界だな!と思う症状を確認。

測定回転数を7400rpmまで引き延ばし、限界一歩手前のデーターでパワーチェックすると

201821223456.jpg

110ps トルク16.4kでした。

HKSの付属データーやブーストアップ時のグラフと重ねて見ましたが

かなりの差が出ましたね。

201821223614.jpg

60ps トルク11.8kだったノーマル時と比べると倍近くのパワーが出ています。

ここまでのパワー差があると、タービン交換して良かったなってなりますよね。

 

ダイナパックから降ろして、実走でのセッティングは

HKSデーター

100psデーター

110psデーターの確認とデメリットが無いかを中心に走り込みます。

 

110psデーターは、ココ一発は速いのですが連続走行を繰り返すと

これだけ寒い季節でも吸気温度の上昇で点火リタードが多くなり

トータルで考えると遅いので106psデーターを採用。

 

最終的には

HKSデーター

100psデーター

106psデーターをフラッシュエディターに書き込んで試乗に備えました。

 

詳細は後日発表しますが、3月24.25日の土日に

ZC33S スイフトスポーツとJW5 S660のイベントを

HKSさんと共同でビークルフィールドにて開催します。

 

その際、このデモカーS660の試乗も可能ですので

タービン交換がどんな感じになるのか気になる方、是非ご来店ください。

 

もちろんイベントまで待たなくてもS660のタービン交換の相談や商談は受け付けていますので

気になる方はお問い合わせください。