先回、リフト上でのテストを紹介したZN6 86の6速ミッション載せ替え作業ですが
リフトから降ろされて
通常走行が可能な状態に
なったのでいよいよ実走行でのテスト走行です。
まずはABSの作動チェックやトランクションコントールの作動を確認し
こんどはTRC-OFFでトラコンが解除出来るかなどを調べて行きます。
リフトの上と同じように各制御が正常に稼働する事を確認し一度エンジンを切ります。
エンジンをリスタートさせるところから始め、アイドリングでの空ふかし
そして1速からのスタートで6速までシフトアップして行きます。
まるで最初から6速ミッションだったんじゃないか?と思えるほどの自然さです。
ここに来るまでには色々と難儀がありましたが、完成した時の達成感はたまりませんね。
これにて純正ECUを使ったZN6 86の6速ミッション換装作業は終了です。
もちろんZC6 BRZでも同じ作業が可能ですので
今、乗っているAT車両に愛着があり買い替えは考えられないオーナーの皆さん
6速ミッションへの載せ替えと言う選択肢は如何ですか?
当然、安くはありません。
SARDが販売しているレクサスやマークXの6速ミッションキットは部品代だけで115万円します。
ZN6やZC6で6速化する場合も部品を新品で揃えれば同じような金額の純正部品代が必要です。
そこから工賃やECU対策を施せば、かなりの総額になる事は容易に理解出来ると思います。
それでも、この愛車に乗り続けたいと言う意向があればご相談に応じます。
この86に関しては引き続き、公認用の書類の作成と改造車検の準備を進めて行きます。