ダイナパックでの各検証やセッティングが進んでいる
デモカーのZC33Sスイフトスポーツは、一度ダイナパックから降ろして
実走行でのフィーリングチェックを行いました。
60km/h弱、6速1500rpmからアクセルを全開にしても
クルマがグイっと前に出る感覚は今時のターボ技術のなせる技ですね。
前回のセッティングではなかなかうまく行かなかった低負荷時のアクセルワークにも
リニアかつスムーズにクルマが反応してくれるようになりネガな部分は無くなりました。
チーフメカニックと交互で試運転を繰り返し
「これならOK!」
と言う仕様になりました。
さらに巷で大人気のHKS製ハイパワーSPEC-Lマフラーを装着すると
フィーリング的にどう変化するのか、交換前後に試運転を行い自分たちなりに体感。
体感的にはノーマルマフラーだと4500rpm以降でフン詰まった感が出るのに対して
SPEC-Lマフラーに交換すると、6000rpmまでキレイに回る様に思えるものの
思っていたほどのパワー感は続かず
「良くも悪くもキレイに回る様になった」
と言うのが正直なところです。
人の感覚だけでは当てにならないので
再びダイナパックに載せて、SPEC-Lマフラーでのパワーチェックを開始
今回作成したデーターはStep1とします。
今後Step2~と仕様を増やしてゆく予定ですので。
オレンジ色がStep1+ノーマルマフラー 赤色がStep1+SPEC-Lマフラーです。
トルクの立ち上がりが若干遅れるものの最大トルクから4500rpmまではトルクアップしています。
4500rpm以降、キレイに回る様になった・・・と思っていましたが、どうも気のせいの様です(苦笑)
マフラーをSPEC-Lにすると若干ノッキングが出るポイントがあったので
プラグを見てみました。
新規格の様でHKSのロングリーチとエンジン側は似ていますが碍子部分は細いです。
もともと8番が装着されているので、テスト的にHKSロングリーチの9番に交換して
パワーチェック!
ノックは収まる方向になり、最大トルク、パワー共に若干の向上
まあ、誤差の範囲だと思いますのでノック防止と割り切った方が良いですね。
更に今回はStepZEROと言うECUデーターを造ってテストしていました。
緑がノーマルデーター、グレーがStepZEROデーターです。
ノーマルにHKSのマフラーだけを装着すると
こんな感じのパワーグラフになります。
ECUデーターがノーマルの為、気温やブーストによってはノックリタードが入ってしまい
パワーカーブがキレイに繋がりません。
またパワーアップはしたいけど、ご近所さんの兼ね合いで
マフラー交換で音量が大きくなるのはチョット・・・と言う人も多いと思います。
そしてStep1としては
こちらもマフラー交換は必須ではありませんので、ノーマルマフラーのままでもOKです。
逆にSPEC-Lなどの抜けの良いマフラーと組み合わせる場合は
ノッキング防止の為、プラグを9番にした方が良いです。
尚REVリミットの変更、スピードリミットやクルコンの速度設定の変更は
更なるパワーアップを果たすStep2以降で組み込んで行きたいと思っています。
ECUチューン StepZERO Step1の施工は基本的にECUを当店まで送ってください。
ECUの取り外し方はGoogleで「zc33s ecu 取り外し」と検索すれば分かりやすい動画が出て来ます。
(取り外しの動画を撮影し、編集中に見つけました・・・。)
現在このSTEP0やSTEP1データーは販売しておりません。
詳細はこちらをご覧ください。