GDBやGRB、GVBなどは多数手がけてきましたが
今回はVAB WRX STIにブーストコントローラーを付け、リニアスロットル仕様に仕上げて行きます。
まずはデーターの規格がどの種類かを確認する為
PCを接続してROMデーターを読み込んで見ます。
FA20エンジン搭載車とは違い、GRBやGVBと同じ通信方法のようで
問題なくデーターの吸い出しも出来ました。
続いては実際に車両にブーストコントローラーを装着して行きます。
バルブは
タービンの近くに装着し、制御ホースがなるべく短くなるように工夫します。
配管を短くした方が、若干ですがブーストの立ち上がりが早くなるような気がするんですよね。
モニターは
ステーをアルミ板で製作してメーター左側に若干オフセットして装着しました。
後はもともと装着されていた
遮熱板も何もなく、エアフロ装着個所の径が?なエアクリーナーキットを取り外し
あえて純正ダクト、純正エアクリーナーに戻しました。
ピークパワーは社外のエアクリーナーの方が出るかもしれませんが
これから上がって行く気温と比例する吸気温度の事を考えると
どうしても剥き出しタイプのエアクリーナーは使いたくないんですよね。
スバル系のECUは吸気温度が上がると補正がバンバン入ってドンドン遅くなっていくので
なるべく吸気温度を上げない事を考えて検証して行くと、やはり純正のエアクリーナーがベターなんですよね。
最後にA/Fメーター用のセンサーボスを溶接し
A/Fメーターとノックモニターを装着!
セッティング前の作業はすべて完了です。
純正ECUのログ項目にもA/Fはあるのですが
エンジンを掛けてから、5.6分しないと反応してくれず
データー書き換え後すぐに結果が知りたいセッティングには使い物にならないんですよね。
セッティング前の作業が終わったら
ある程度机上でデーターを造り込んで、ダイナパックセッティングに移行して行きます。