クラッチ周りの不具合の原因は残念な結果となったパルサーGTI-Rですが
NISMOのカッパーディスクと強化クラッチカバー
TODAレーシングのフライホイールを使って、キチンと組んで行きます。
エンジン回りも幾らか不具合が見つかり
クランクプーリーはダンパーゴムの部分で剥離してしまっていて
クランク側とプーリー側がずれてしまいます。
クランクプーリーから動力を取るパワステポンプやエアコンコンプレッサー
ダイナモなどの回転が少なくなっていたと思われ
プーリーを新品に交換する事で各補器類は元気を取り戻すと思われます。
クランクプーリーを取り外し、今度はJUNのハイカムや
強化バルブスプリング
チタンバルブリテーナーを装着する為
ヘッド周りを分解して行くのですが、シリンダーヘッドは外さずにバルブスプリングを交換する為
SSTを作って、カムスプロケットはエンジン側に残し
カムだけを取り外した状態にします。
なかなか不思議な光景です。
パルサーのSR20DETはもともとラッシュを使っておらず、シムがリテーナーを直接押し込むタイプですので
古い縦置きSR20DETで多発する、ラッシュ周りのトラブルは皆無です。
圧縮空気の力で燃焼室に圧を掛け、バルブが落下しないようにするSSTを使い
これからすべてのバルブスプリング&リテーナーを交換して行きます。