以前、吸気干渉によるドライバビリティーの低さを治す為
今回はダイナパックに載せて、バルタイ変更後のリセッティングを行いました。
バルタイを変更したことで、A/Fが濃くなってしまったので
(何をどうしたか、すぐバレますね・・・)
その部分のリセッティングだったのですが
A/Fを正常化させても、パワーは元に戻りませんでした。
いちばん下の赤いグラフが今回入庫時のトルクとA/Fです。
5000rpm時にA/F10.25とかなり濃い状態だったのを、MAX10.8 平均11.4ぐらいに合わせたのですが
422ps止まり・・・
GT-SSタービン装着車両なので、いくらバルタイを消極的な方向に振ったとしても
500PSは超えると思っていたのですが、予想を大きく下回りかなり凹みました。
600ps近く出ているのが、吸気干渉対策前
水色が同じブースト圧での今回A/F調整後です。
170psほどの差が出ています。
見え難いですが、オレンジ色の点線が吸気干渉抑制後リセッティング前の状態です。
クラセンのズレで点火時期が遅れているかと思い
タイミングライトで確認するものの、パワーFCの出力値とのズレは無し・・・
ちなみにOKDさんのダイレクトイグニッションを使った場合
こっちでタイミングを計るとへんな数字になる事があるので
必ず1番の点火信号線で測って欲しいとの事でした。
オーナーからは、これ以上パワーの出なかった原因追求はしなくて良いとの事だったので
今回のリセッティングはこれで終了となります。
ダイナから降ろした後
純正のO2センサーからの出力電圧がどうにもおかしいので
AEMのA/Fメーターを装着し、O2出力させた電圧をパワーFCに入力しフィードバックを正常化させて行きます。