BNR32 GT-SSタービンの吸気干渉抑制の代償・・・?

以前、吸気干渉によるドライバビリティーの低さを治す為

バルタイなどの各部を変更したBNR32 GT-R

 

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今回はダイナパックに載せて、バルタイ変更後のリセッティングを行いました。

バルタイを変更したことで、A/Fが濃くなってしまったので

(何をどうしたか、すぐバレますね・・・)

その部分のリセッティングだったのですが

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A/Fを正常化させても、パワーは元に戻りませんでした。

いちばん下の赤いグラフが今回入庫時のトルクとA/Fです。

5000rpm時にA/F10.25とかなり濃い状態だったのを、MAX10.8 平均11.4ぐらいに合わせたのですが

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422ps止まり・・・

GT-SSタービン装着車両なので、いくらバルタイを消極的な方向に振ったとしても

500PSは超えると思っていたのですが、予想を大きく下回りかなり凹みました。

 

600ps近く出ているのが、吸気干渉対策前

水色が同じブースト圧での今回A/F調整後です。

170psほどの差が出ています。

見え難いですが、オレンジ色の点線が吸気干渉抑制後リセッティング前の状態です。

 

クラセンのズレで点火時期が遅れているかと思い

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タイミングライトで確認するものの、パワーFCの出力値とのズレは無し・・・

ちなみにOKDさんのダイレクトイグニッションを使った場合

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こっちでタイミングを計るとへんな数字になる事があるので

必ず1番の点火信号線で測って欲しいとの事でした。

 

オーナーからは、これ以上パワーの出なかった原因追求はしなくて良いとの事だったので

今回のリセッティングはこれで終了となります。

 

ダイナから降ろした後

純正のO2センサーからの出力電圧がどうにもおかしいので

AEMのA/Fメーターを装着し、O2出力させた電圧をパワーFCに入力しフィードバックを正常化させて行きます。