世の中 GW真っ只中のようですが、
休みで通勤渋滞の無い道を悠々と進んでせっせと出勤しております。
店に到着すれば、作業中のクルマやこれから作業するクルマがひしめき合っているので
部品のそろったクルマから随時作業スタートです。
BNR32は最終調整の吸気干渉の低減処置
バルタイ
を含めて、なるべく吸気干渉が起こらないようにリセッティングしました。
ある一定のアクセルの踏み方をした時に起こる、
シュコー シュコーと言う音と共にギクシャク感が止まらないあの現象です。
一般的にはサージングと呼ばれることが多いようですが、RB26の場合はサージングではないですよね。
エアフロの電圧の振れを見ていると、前後のタービンの吸気の干渉が原因で起こるアンバランスが原因だと思われます。
GT-SSやGT-RSの様なレスポンスの良いボールベアリングタービンをツインで装着すると
必ずと言っていいほど発症する症状ですが、ある程度緩和する事は可能です。
(皆無にするのは難しいですね。特に若干のアクセルオフ時のシュコー音はなかなか消えないと思います。)
今回もバルタイの調整やサクションパイプに追加した加工、スロットルに加えた若干の調整など
リアのタービンがフロントのタービンを追い越さないような方向への作業でだいぶ乗りやすくはなりました。
あとはオーナーの判断に任せます。
奥二階のエンジン組み立て室でも作業が進んでいて
これから製作されるハイレスポンス仕様のFA20Tエンジン
T620Zタービンをレスポンス良く回せるようにパーツチョイスしました。
ようやく完成が見えた
デモカーのFA20T
こちらは多少レスポンスは犠牲にしても、高回転での高出力に耐えれるようなパーツチョイスにしました。