サイドギアの突起部分がデフケースに当たってしまうのは
旋盤で削ってしまうことにしました。
これから新品のLSDやサイドフランジ左右を購入するのは非常にもったいないので
有るものを加工してなんとか組み上げれるよう努力します。
ダイアルゲージで
真を出したら
慎重に突起を削り落とし
反対側のサイドギアと同じ高さにします。
これで、デフケースの中にすべてのクラッチプレートやサイドギアを組み込む事が出来る様になり
ヤレヤレと思ったのも束の間・・・
今度はNISMOのPROLSD独特の構造である
イニシャルトルクを変更するためのセレクティブボルトに
サイドフランジの先端が干渉してしまうことが判明・・・
ならば
サイドフランジも短縮加工して、Cクリップの溝は新たに切り直し!
ここまで来たら、後にはもう引けませんからね~
サイドフランジを加工して、すべての部品を再度組み上げて
ようやくリアデファレンシャルがASSYで完成しました。
歯当たりもバックラッシュも規定値内に収め、サイドフランジの出面も左右均等です!
後期の31歯のサイドフランジがメーカー廃盤となり、これから新規でLSDを導入する場合は
前期用のLSDと前期用30歯のサイドフランジを使うことが多くなると思いますが
後期のファイナルやBNR34ファイナルを使う場合は歯厚の違いによるオフセットに要注意です。
フロントのファイナル変更は
プリロード調整用のスリーブ加工とリングギアが干渉する部分を削り取るだけ(?)で
無事装着完了です。
ようやくファイナルの実装が終わりました・・・。