先日のブログでパワーゲート4への適応をお知らせした
USE20 レクサスIS-Fですが、実際にはこの車両
パワーゲート4による決め打ちデーターのインストールでは無く
ダイナパックによる現車合わせセッティングを行っていました。
実はこの日のブログで取り上げた
このECUは、今回のIS-Fの物でして
ハイカム&ビッグスロットルに合わせて他店でセッティングしてあるものの
なんとなく遅いという事で、データーを初期化して
エンジンが掛かるかどうか調べてもらった車両です。
無事に初期化したECUにてエンジンは掛かり
エンジンチェックランプ等の点灯もなかったので
まずは軽く負荷を掛けながら各種LOGを診ていきます。
主にはエアフロが読み取る流入空気量の数値を診ているのですが
ん~ハイカムもビッグスロットルも
根本的な制御を変えなければいけないような激しいものでは無く
各部の擦り合わせでなんとかなるレベルの物のようですね。
全開域のパワーチェックを行い、LOGを診ながら装着部品の傾向と対策を検討。
何度か回してパワーチェックのグラフが安定する所で比較検討し
入力したデーターが良い方向に動くのか悪い方向に動くのかを観察します。
全体的にまだ空気の入り方に余力がありそうなので
エアフロ電圧における流入空気量の擦り合わせをもう少しアドバンスさせて
入庫時383PS トルク41.6kだったのが426PS トルク51.6まで上昇
ひとまずこれを現車合わせセッティングにおけるスタンダードとして
もう一声、絞り出せないかと点火周りを見直します。
思った以上に伸びましたね!
赤色のラインが最高馬力記録時のグラフです。
分かりやすく入庫時との比較をホワイトバックにするとこんな感じです。
383PS トルク48.3kだったのが445.9PS 53.9kまでアップデート出来ました。
最大差で62.2PS&5.6kの差が出ました。
5.0Lとは言えNA車両ですので、良い感じのビフォーアフターだと思います。
っで今回はこれをですね、パワーゲート4専用のクラウドサーバーにアップロードします。
パワーゲート4のアプリを立ち上げると自動的にサーバーを見に行ってくれて
新しいデーターをローディングします。
一瞬、弊社のエンブレムが表示され
書き込み画面へ進みます。
Step1やStep2ではなく、Step2TuneやStep3Tuneと言う、この車両専用のデーターが表示されます。
オーナーは任意のデーターを選んで自分で書き換えする事が可能になります。
今回は車両をお預かりした上での作業でしたが、もしも車両が弊社に無かったとしても
我々ビークルフィールドが小変更を加えたECUデーターを
クラウドサーバーにアップロードさえすれば、オーナーは弊社に来ることなく
アプリで最新データーを入手することが出来、自分で車両にインストール出来るんです。
すごい時代になりましたね・・・。
USE20 レクサスIS-Fのパワーゲート4も絶賛キャンペーン中でして
新たにイタリアのAlientech本社から届いた10個のパワーゲート4が
無くなるまでは継続します。
端末代は税別送料別で70000円
上位データーを購入してくださった方には下位データーをプレゼント。
(USE20の場合はStep2を購入してくださればStep1が付いて来ます。)
現在はすでにキャンペーンは終了しており、端末の価格は税別85000円です。
さて本日のnoteは最新のFL5 シビックタイプRで起こった悲劇を書き綴ってます。