整備書には書いてない作業にはセンスや道具が必要で、その結果の蓄積がノウハウになります。

寒い日が続いていますが、皆さん体調を崩していませんか?

自分は長い年末年始の休みで危うく体調不良に陥りそうでしたが

年始の仕事始め以降、いたって元気になりまして・・・。

ワーカーホリック上等で御座います。

 

サーキット仕様から街乗りも出来るように仕様変更との事で

R35のY字パイプをSARDのキャタライザーに変更しようとしたのですが

左右集合後、アフターメーター用のA/Fセンサーのボスが

SARD製には無いという事で

穴開けてセンサーボスを溶接。

もちろん自前作業ですので、その場でパパっと終わらせました。

 

いやいやボス溶接するだけでしょ

って言うかもしれませんが、この位置のボス、角度間違えると

センサーの配線がフロントプロペラシャフトに当たって削れて壊れます。

っでビビッて上向きにすると水蒸気でA/Fセンサーがヤラれます。

ノウハウが必要な部分なんです。

 

我々チューニングショップと言うのは何事も経験が物を言う職種なんです。

机上で語るだけだとクソの役にも立ちません。

 

タイヤ交換一つ取ったって

今どきのタイヤは扁平が薄くて

それなりのタイヤチェンジャーを使わないとホイルに傷を付けてしまいます。

 

上限の無い技術向上を求められるこれからのクルマの整備&メンテナンスに

工場側の設備とスタッフの技術が付いて行けるか?

それが今後のショップの明暗を分けると思います。

 

 

市販しても絶対に売れないであろう

BNR34 GT-R用のワンオフカーボンインダクションBOX

なぜ売れない?って言いますと

こんな物騒なタービンを装着したエンジンルーム専用品だからです。

 

上下で

印籠の様な形状にして

内部のエアクリーナー交換やメンテナンスの事も考えて造りました。

 

弊社ではこう言った手間と時間の掛かるワンオフ作業にも対応しております。

 

既製品ではなんともならない着想イメージを

なんとか形にするにはかなりのセンスと想像力が必要ですが

出来上がった物を見てオーナーが満足する姿を見ると

やってよかった。

と思えるわけです。

 

まあ、このインダクションボックス造ったのは自分じゃないですけどね。

 

それでもこう言う特殊なニーズに応えられるノウハウを持っているか?

それまでに実際に作業そのものを行った事がなければ何ともなりません。

 

 

今日のnoteは、ブログとはまた違った車種を題材にしていまして

GRX133 マークX Toms+Mスーパーチャージャー車両のサスペンション交換に関してです。

同時にサスペンションを替えると言う事にどうノウハウを生かすのか

4000文字以上の長編書き込みとなっています。

 

どのサスペンションをお勧めしたのか

なぜ、そのサスペンションを薦めたのか

是非ご覧ください。