少し前のブログで、エンジンを組み上げている画像をアップした
MR-2用の3S-GEエンジンが単体としては完成しました。
タイミングベルトを張った所までは
この日のブログで紹介しましたが、そこからエキマニを装着し
清掃したインマニを
装着してインジェクター周りを
組み込んだら、これまたキレイに清掃した
カムカバーを
装着して、タイミングベルトカバー類を組付けたら
エンジンとしては完成です。
水回りのホースやオイル ダダ漏れになっていた
オイルのリターンホースは純正は廃版ですので、汎用品を使って接続し
排熱の影響を少しでも防ぐためヒートプロテクターを被せました。
続いてはミッションを組付けて行きますが
ベルハウジング内がクラッチの摩耗粉で真っ黒なので
極力キレイになるまで清掃して、フライホイール&クラッチをエンジンに装着します。
フライホイルを装着するには、エンジンスタンドに載っていたエンジンを
エンジンクレーンで吊り直して、スタンドを止めていたボルトを解除し
フライホイールをクランクに締め付けて行きます。
クラッチディスクとカバーを組付けたら、清掃済みのミッションを締結して行くのですが
このエンジンを車載するまでの間、かなりの時間を清掃に充てています。
清掃って、工賃を安く謳うお店ではなおざりにされがちです。
おざなりではなく、なおざりです。
おざなりってのは雑だけど、とりあえずは清掃します。って言う感じ
なおざりって言うのは、清掃らしき作業はほぼされないって言う意です。
でも清掃をして置かないと、組み上げ後に新たな不具合やオイル漏れが発生した時に
いつ発症した物か見分けがつきにくく、原因の特定に至らない事も多々ありますので
エンジンやミッションを降ろした際は極力キレイな状態で車載する様に努めています。
車載される車体も工場内のリフトで上げられて
ようやくゴールが見えて来ました。
ミッションと締結された
エンジンはこの後、メインハーネスを
装着しスロットルやサージタンクも組み込んで
リアメンバーに
載せて行きます。
もちろんハイコンプピストンとのバルブクリアランスは
VVT進角時含めて実際にクランクを回して確認済みですので
エンジンクランキング=エンジンブローと言う悲劇は起きませんよ。笑