昨日のブログで、ダイナパックに載せてECUの読み込みが出来た所までをアップした
GH8 インプレッサ。
スバル車には昔からブースト0.5k病と言うのがありまして
ECUが設定するTargetブーストと実際に掛かったActualブーストに差異がありすぎると
それを監視していて、一向に収まらない場合はウェストゲートソレノイドを全閉にして
ブーストが一番掛からない状態にすると言うロジックが組まれています。
それが大体ブースト0.5k前後でして、世間ではブースト0.5k病と言われてます。
っで、このGH8もブースト0.5k病に掛かりまして
手っ取り早くその病から解放されるには
アフターパーツのブーストコントローラーを装着して
ブースト制御を純正ECUから奪い取る必要があるとして、すぐに装着。
っがブーストコントローラー付けますと、ブースト上げたくなりますね。
ブースト上げて安心して全開にするためにはやっぱりECUセッティングが必要と言う流れです。
GDBインプレッサやGRB、GVB、GRFなどは多数ECUセッティングしてきましたが
このGH8はインタークーラーがかなり小さく、しかも上置き・・・。
色々な部分がボトルネックになって、結構キツそうだな~と言うのが第一印象でしたが
入庫時のパワーチェックです。
ノーマル状態ではないので、この数字自体があ~だ、こうだ言われるものではなく
ここからどれだけの伸び代を見いだせるかが大事な部分です。
ちなみに赤のラインはブースト0.6k 緑でブースト1.05kぐらいです。
だとしてもTCF1.2測定で2.0LのEJ20にブースト1.05kで260psか・・・。
データーのパラメーターの配列は同年式のGRBに似ている物の
入っているデーターはやはりかなり大人し目の数字で
負荷軸も結構低い段階でオーバーロードします。
燃料MAPは負荷軸を造り直したりして、ブーストが掛かった際の読み込み領域を確保。
変更しなければいけない領域はGRB以上に多々ありますが、その手間は報われるのか?
ブースト1.05k時に260ps トルク37.4kだったのを
ブースト1.1kに上げて282ps トルク42kへアップデート。
これ以上のブーストはインクラ替えないとム~リ~です・・・。
ちなみにブースト0.6k時、ブースト値は全く変えずにパワーアップしてます。
GH8は早々にダイナパックから降ろされて
実走セッティングを進行中
送風ファンより実走の方がインクラ冷えるんでしょうね。
ダイナ上で出ていたノックリタード、実走だと消えてます。
多少のウェットでも4WDなら踏み切って行ける、パワー感。
良い感じにちょうど良く速くなりました。笑
これにてGH8 インプレッサの現車合わせECUセッティングは完了です!
・・・はい?
あ~そうですね。
いよいよ、ですね。
GRヤリスのStep3ノーマルカムVerのテストであります。
車検一発合格、完全リーガル車両の
GXPA16 GRヤリスが一体どこまでアップデートされるのか?
準備は出来ております。