保険会社への不正請求??? いや保険会社からの不正支払いの方が問題でしょ!

世の中、毎日のように大きなモーター屋さんに関する報道を行ってますね。

 

各報道局、各コメンテーター、ここぞとばかりに叩きまくりますが

わざとパンクをさせる動画がSNSレベルで世に出回ったころ

テレビでは一切大きなモーター屋さんに触れる事はなく

ラジオでもバンバン宣伝が流れてました。

まだ各局に大きなモーター屋さんに対する忖度があったんでしょうね。

かなり大きなスポンサーでしょうから・・・。

 

それが国交省が動き始めたあたりから一斉にテレビで取り上げられるようになり

この変わり身の早さ、さすがですね、マスゴミさん・・・。

更には前副社長の身体的な特徴を馬鹿にするような内容の記事まで飛び出していて

マスコミがマスゴミと言われて然るべき体たらくデス・・・。

 

ガキの喧嘩じゃないんだから、責めるべきはその行動であって

背が低いとかは全く関係ない話、ほんとレベル低すぎる話です。

 

誤解の無い様に言っておきますが

自分は大きなモーター屋さんを擁護するつもりは一切ありません

それどころか、今回の件は たまたま大きなモーター屋さんに白羽の矢が当たったと言うだけで

大手のやり口はドングリの背比べ&目くそ鼻くそです。

大きなモーター屋さん以外でも同様の被害にあった相談、何件も聴いてます。

同じような手口でクソ以下のクルマを売りつけられ、程度の良いクルマをゴミの様な値段で下取られたと言う話

結構な頻度で聞きますよ

 

Me Tooとなってスタッフが内部告発しないかどうか戦々恐々としている。

っと言うのが現状の大手中古車買い取りグループの実情かと思います。

 

しかし先日西尾市にある大きなモーター屋さんの前を通りましたが

物の見事に街路樹が無くなっていて、辛うじて残っている木も枝や葉が少ない・・・。

向こう側に見えるSUBARUさんの横に立つ街路樹と比較するとまるで違います。笑

 

街路樹問題も各市町村が動き始めましたので、そのうち全容が見えてくるとは思いますが

自分としては、未だに被害者ぶってる各保険会社の対応に納得が行きませんね。

 

不正請求と言う言葉を1日に数えきれない程聞きますが

これは本来破損していない部分をわざと破損させて、その修理代を保険会社に行ったと言う物。

 

じゃあ、本来破損している部分の正当な修理金額を保険会社が支払ってくれない場合

不正支払いとでも言えばよいのでしょうか?

 

この問題、最近になってちょいちょい表沙汰になってまして

これを機に金融庁の皆様には、保険会社とおおきなモーター屋さんの癒着具合だけではなく

本来支払わなければいけない保険金を、いかほどまでに支払い渋っっているのか

徹底的に調べ上げて頂きたいと思います。

 

とは言ってもこの問題、各保険会社にお勤めの営業さんや事務の方々もあまり知らない内容でして

事実を知ると皆さんショックを受けてます。

「自分の会社に限って、そんな支払いをしているだなんて思ったこともなかった・・・。」

「正直、その実態を知ると自社の商品を売るのを躊躇う・・・。」

 

そして何より保険に加入している各保険契約者もあまり知るに至らない事実なんです。

「保険会社が弊社の請求10000円に対して7000円しか支払わないと言うので

 差額の3000円、お支払い頂けますか?」

こう言う会話でもない限り、保険契約者は事故の修理代が

滞りなく事故修理会社に支払われていると思い込んでます。

 

なぜかと言うと、これらの鬩ぎあいは保険支払いの当事者となる

事故修理業者と保険金支払いセンターの間で行われているからです。

 

なんともエゲつない、保険会社からの値引きの強要実態、実例をあげますね。

レンタカー代の値引き強要

何年前の価格か全く理解不能なレバーレート

そして、人身傷害保険の払い渋り・・・。

 

この辺りを数回に分けてブログアップして行きますが、まずはレンタカー代の値引き強要から。

弊社もレンタカー事業を手掛けてまして、レンタカーの価格表と言う物が存在します。

どんな車種をどれだけ貸し出すと幾らになるかが一目でわかる物です。

 

今回はレッカー特約に付帯させたレンタカー特約で

1日10000円のレンタカー費用が補償される保険契約で起こったトラブルです。

 

契約しているクルマが何らかの故障をして自走が出来なくなった場合

レッカーにて修理業者まで搬送してくれるのがレッカー特約。

そのレッカー搬送を使用した場合、おおよそ15日を目途に

レンタカーを貸し出してくれるのがレンタカー特約です。

(故障の場合は15日、事故の場合は30日と言うのが一般的です。)

そのレンタカー費用の日額上限が10000円に設定されていた契約に

上記赤枠車両を貸し出したので、通常は12650円となりますが

それはこちらの事情なので、請求金額を10000円まで落として請求すると・・・

 

「弊社と提携しているレンタカー会社で同じ車両を貸し出すと1日7000円で済むので

 御社もそれに合わせて1日7000円にして下さい。」

 

・・・意味がわからん・・・

そしてそもそも、あなた方が提携しているレンタカー会社には

優越的地位の乱用をして1日7000円で無理やり貸し出しさせているのでは・・・?

 

これ、逆の場合もありまして

1日10000円のレンタカー費用が支払われる契約でも

1日6000円のレンタカーを貸し出した場合は、6000円しか請求出来ません。

これは当たり前の話です。

10000円は上限額であって定額支払いではない保険会社がほとんどだからです。

 

そうではなくて実際には1日12650円のレンタカーを貸し出していて

それを10000円まで価格調整しているにも関わらず7000円にしろ!と言うのです。

 

2.3回電話で話をし、その都度「上席と相談します。」となりましたが

どうにも進展が無いので

わかりました。

では保険契約者の方に、保険会社が弊社のレンタカー請求10000円に対して

7000円しか支払わないと言うので、 差額の3000円を負担して頂けますか?と聞いてみます。

そう言うと

「では今回は、1日10000円でお支払いさせて頂きます。」

と、今回はと言う部分の語気を強めていたので

契約がある以上、今回だけじゃなくて永遠に1日10000円払ってください。

とお伝えしておきました。

 

この案件は東京海上日動で実際にあったやり取りです。

 

0:100で長期貸し出ししたレンタカー代を

お願いベースで

「値引きしてもらえませんか」

と言われることは多々ありますが、1日10000円払う事を約束しているレンタカー特約で

1日10000円以上のレンタカーを貸し出しているにも関わらず10000円以下への値引き強要。

 

すいません、本気で意味が分かりません。

そして意味の分からないレンタカー価格の値引きの強要、今すぐ辞めてください。

 

 

続いては事故が発生した場合の修理金額の算定の話です。

弊社では1時間当たりの作業工賃を120000円と言うレバーレートに定めています。

 

ですが損保会社各社が作る修理見積は

こんな感じです。

 

赤枠を付けてわかりやすくしてますが指数と言うのが実際にメーカーが定めた工数です。

工数とはその作業を行うのに必要な時間の事で1.2であれば1時間12分掛かるという事です。

 

この指数はメーカーが決める事なので、自分たちは納得するしかありませんし

逆に言うと、この指数以下で作業を完了させることが出来ればそれは会社の利益に繋がりますし

指数以上の時間が掛かっても、その分はオーナーには請求出来ず、会社としては損失になると言う訳です。

 

っが見積もりの指数の横の数字を見てください。

この数字を指数で割るとレバーレートが出てきますが・・・

 

6900円?

 

えーっと昭和のレバーレートですか?

 

愛知隣県のディーラーさんの仲の良いフロントスタッフとお話しする事も多いですが

安い所で10000円、高いディーラーでは15000円のレバーレートを設定しています。

弊社のレバーレート12000円/時間で計算すると、上記の作業工賃6.3時間は75600円ですが

保険会社の見積もりでは43470円なんです。

 

勘が良い方、もう気づきましたね。

世の中の不正請求の大方は、そもそも保険会社が正当な支払いをしないから起こるんだと思います。

 

?と思った方。

 

上記の見積もりがそのまま協定されてしまった場合

弊社の受取額は通常の作業よりも32130円少なくなってしまいます。

 

じゃあ、この32130円分、どこか他の場所の修理として上乗せしないと・・・。

と言う風に大きなモーター屋さんが考えたかどうかは知りませんが。

 

同じ作業をしてオーナーに請求した場合と

保険会社に請求した場合の価格が違うなんて、そもそもおかしな話です。

 

こう言う払い渋りと言う現状が不正請求に繋がり

それが保険代の上昇に繋がり、最後はお客さんに迷惑を掛ける事態になっているのであれば

スタートは大きなモーター屋さんではなく保険会社だって言う話になります。

あなた方は被害者ではありません

 

人身傷害保険の払い渋りに関しては、また後日に書きますね。

裁判まで起こした当事者ですから、よ~く知ってます。

その手口を・・・。

 

万が一のために掛けた保険で十分な補償が受けられない。

本当はあってはならない事なんですけどね。