昨日のブログの最後の方でちょっとだけ紹介したSW20は
もちろん、こちらの記事でエンジン分解をアップしている個体でして
シリンダーヘッドを取り外し、シリンダーの内壁を確認していくと
色々な事が診えてしまいました。
最近は手軽に手に入るブラックライトを照射させることで更に色々なことが診えてきます。
残念ながらこのSW20用の純正ピストンもピストンリングも廃版になっています。
縦置きDualVVTIのSXE1アルテッツァ用ピストンは
オーバーサイズはメーカーに在庫がある物の
オーバーサイズ用のピストンリングが廃版。
スタンダードサイズのピストンも廃版だけど
スタンダードサイズ用のピストンリングはメーカーに在庫有り・・・。
まったく意味のない組み合わせです。笑
ダメもとで戸田製のハイコンプピストンの在庫を聞いてみると
86サイズのみ1SET、在庫があるとの事で
まずは注文して
現物を確認!
粘土を付けて、ヘッド側に押し付けると
バルブの跡の付き方を診る限り、なんとかイケそうな予感。
ここでまず、このピストンが無加工で装着出来た際の
圧縮比計算を行い、何㎜のヘッドガスケットを用意すれば良いかを割り出します。
1.2㎜のガスケットで圧縮比は11.07になりそうです。
厚みも圧縮比も実現可能な数字なので
オイルパンを取り外し
1番のピストンをコンロッド事
取り外しました。
パッと見は大きな違いはなさそうなので
リセスの角度や深さを
測定し
コンロッドに仮組したら
挿入!
ヘッドガスケットを仮に1.2㎜とすると、逃げが〇〇㎜で、バルブのクリアランスが〇〇㎜で・・・。
EX-VVTIを最大進角させた状態でバルブとゴッツンコしないかを考えますが
ひと手間加えれば何とかなりそうです。