FIAT 500EVにポータブルエアコンを載せる為の排熱ダクトをワンオフ作製

ちょっと前のブログ

こんな画像を載せましたが、これから

これが産まれました。

 

そしてこのダクトは

この子に取り付けるのですが、勘違いして欲しくないのは

エアコンを装着するのでは無くて、ポータブルエアコンを車載するだけです。

 

はい、エアコンをこのクルマに付けようとイタリアのビルダーに問い合わせたら

「壊れるからヤメろ。」

と言われました。笑

まあ、イタリアのクルマ、なにもしなくても壊れますけどね。

 

っで今回はホームセンター等で売っている

AC100Vで動くポータブルクーラーを

100Vの安定化電源と一緒にクルマの後部座席に載せて

ちょっとでも涼しい風を運転者に吹きかけようと言う作戦です。

 

ただ、ポータブルと言ってもクーラーである以上は熱交換した温風が背後から出てくるのと

除湿した水がドレンされるので、それらを車外に排出する為のダクトを作成し

ここに穴をブチ開けて・・・。

あっ開いた。車内が見える。

 

切り口には錆転換材を塗布して、その後に塗装して防錆処理した後に

ゴムシールで周りを囲ってダクトを挿し込みます。

出口がストレートのままだと、色々と邪魔なので90度向きを変えて

そのままだと走行の振動で抜けてくると思うので

紫外線ですぐに固まる樹脂を使って

こんな感じに鍔を付けました。

穴を2か所開けて、ボディー側にナッターを打ちこめば、ボルト2本で脱着可能となります。

 

ドレンホースも

こんな感じでダクトに差し込めるようにして

車外へ出します。

極力運転席後部のスペースを潰さないように、ダクトホースを上方から装着出来るようにして

こんな感じになりました。

試運転後、ドレンからも除湿された水が

結構な量、排出され、クーラーとしてはちゃんと機能している様です。

 

まあ、ただポータブルクーラーを積むだけなんですけどね。

仕事として請けた以上、極力スマートにインストールしたいと思う訳です。

 

クルマが車なので、2度とこんな仕事は入ってこないと思いますが

万が一、自分のFIAT 500EVにも同じことをして欲しいと思った方がいらっしゃいましたら

安くはないですよ。

 

レバーレート12000円の当店でトップメカニックのチーフが1日がかりの作業です。

平日は9:30~21:00までが営業時間です。

材料費やダクト製作費は別と考えて、工賃だけでも・・・です。

 

以上です。