訳合って、とある1台のGRヤリスがダイナパックに載っています。
実走行でやたらと遅い個体でして、その原因を追究すべくダイナパックに載せたのですが
こちらの記事で書いたようにGRヤリスってクルマは、走行中の学習で速くなったり遅くなったりします。
あっ、そう言えばすでに6人の方からGTSの購入希望がありまして、残り4個となってます。
ノートPCが無いんだよね~って方、知り合いに中古PCショップの優秀な店員がいますので
安価でGTS向けな中古PC、紹介します。
話しをGRヤリスに戻しますと
この個体、ブーストが1.2kに固定されてしまっていて
その原因がノック補正学習値の様で、アクセル全開にして負荷が掛かると
24.1あったのが14台まで下がってしまいます。
経験上、高負荷でノック補正学習値18以上ないとブーストが上がらずパワーも出ないですね。
良くSNSで表と裏のノック補正学習値があると言われてますが
あれは4000rpmを境に中負荷までと高負荷でノック補正学習が異なる事を意味します。
補助線入れますとアクセル全開で4000rpmを超えた瞬間にノック補正学習値がスコンっと下がり
アクセルをオフにすると4000rpm以下になった所でノック補正学習値が戻っています。
一般的に表と呼ばれるのは4000rpmまで?で、裏が4000rpm以降ですかね?
どっちでも良いけど。笑
っで、この~4000rpmまでのノック補正学習値を上げても
4000rpm以降の数値が低いと、走って遅い車の出来上がりなんです。
このクルマは極端な例ですが、~4000rpmまでが17.4で、4000rpm超えると13弱まで落ちます。
赤枠の部分で4000rpm以降のノック補正学習値を頑張って上げようとしているのが見て取れますが
なかなか簡単に上がって行くもんじゃないんですよ~。
人によっては夜な夜な一晩走りまくって、なんとか上げれたって言うぐらい難しいんです。
っが
ECU学習をリセットした初期値の10.7から始めて数秒間で
表のノック補正学習値を24.1張り付け状態にし
4000rpm超えた裏のノック補正学習値がまた10.7になっても
次の瞬間には14.0
そのままグングンとその値を上昇させてあっという間に24.1張り付き状態へ。
この魔法の様な爆上げ方法を見つけてしまいました。
この表も裏もレベルマックス状態にすると
すごいでしょ、ノック補正学習値がビタっとずっと24.1に固定されます。
GRヤリス乗りはこの状態を目指して、色んな走り方で学習させますが
なかなかうまくいかずに悩んでいると思います。
っが、今回のこの方法だと正味5分で学習終了です。
でもまあ、絶対に
GTSが必要なのと、とある条件をクリアしないといけないので
どのクルマにも施工できるって言う技ではないのですけどね・・・。
これでまた一つ引き出しが増えました。