昨日のブログでスーパーチャージャーの装着を紹介した
GRX133 マークXのグレードは後期
GRスポーツです。
後期のECUは中期までとは異なり
厄介なお節介システムが追加され
6速マニュアルに換装する事が出来ないと言われていたのですが
2020年の秋に何とかエラーを出す事無く換装する事に成功しました。
その時の車両が、このマークXでして
今回はスーパーチャージャーを装着して行きます。
GRX133用のキットが有る訳ではないので、他車種用をベースにして
まずはベースとなる土台を固定して行きます。
もともとココには、インジェクタードライバーが鎮座しているのですが
台座を造ってヘッドカバー上に移設してクリアランスを確保。
その上でスーパーチャージャー本体を固定しますが
ベルトのセンターがクランクプーリーと同一線上に来ないといけないので
ココが一番の肝と言えばキモですね。
何とかセンターをズレずに固定出来たと思います。
続いて、このスーパーチャージャーに空気を送るインテークボックスからの接続。
剥き出しのエアクリーナーは絶対に使いたくないので
純正インテークボックスとサクションパイプが上手く繋がるように
高さ調整等を行って
まっすぐ繋げれる様に工夫しました。
固定のステーを
絶妙な
形状で造る事で
ボディーとのクリアランスも各部ギリギリ10㎜前後確保しています。
(映っている6角レンチの幅が大体10㎜ぐらいです。)
インタークーラーも一度仮付けして
インレット、アウトレットの配管も
それっぽく繋げて見ましたが、バンパーとのクリアランスも
トヨタ車の割には広めに取れそうです。
ただ、エンジンオイルクーラーもワンオフで造って行くので
その分のスペースも確保しないといけません。
オイルは
純正オイルフィルターのサービスホールを利用して
ねじ山をキレイにしてからユニオンを装着し、汎用のオイルブロックに接続します。
ブロックにはサーモスタッドが組み込めるので冬場のオーバークールが防げます。
こんな感じでワンオフ作業のオンパレードですが、チーフメカニックが1個1個丁寧に
手作業で調整しながらパーツの位置を決めつつ固定して行ってます。
2GRエンジン搭載のGRX133 マークX 6速マニュアルミッション車両に
スーパーチャージャー搭載なんて、考えるだけどもワクワクしますが
その中身は地味な作業の繰り返しを経て、絶妙なクリアランスで装着されて行きます。
完成までもうしばらく時間が掛かりますが、楽しみに待っていてください。