昨日、ECUのダイナパックセッティングの準備をしていた
VAB型WRX-STIのECUセッティングは
メインECUとブーストセッティング様に2つのPCを同時に接続して進めました。
1つのPCで2つのソフトを立ち上げると、どちらかがフリーズした時に
もう片方も大体落ちてしまい、造ったデーターがお亡くなりになると言う経験からの対策です。
まずはブーストコントローラーでの最低ブースト時と最高ブーストを決め
その時の空燃比と点火時期、VVTIの進角具合を決めます。
続いてはブーストコントローラーの3Dマップを使い
高回転で極力ブーストが垂れないように補正値を組んで行きます。
GC8の時代のEJ20用タービンは高回転型でしたが、VABのタービンは上は詰まり気味になり
どれだけ補正を組んでも、高回転で垂れてきますね。
ここはもうタービンの特性なので、嫌ならタービンを替えるしかありません。
各ブーストに応じたパワーとトルクは
こんな感じになり、やはり6800rpm以降でパワーもトルクも落ちてしまいますが
それでも347ps トルクは55.6kを記録。
VABの場合、純正タービンブーストアップで350ps
ポン付けタービン交換で400psが一つの目安なので、今回の結果はまずまずですね。
そして数字に表れない部分んとしては、リニアスロットルと言うシステムも組み込みました。
詳細は昔のブログにて説明していますが、要はスロットルマップを変更して
アクセルペダルに直結したようなスロットル開度を組み上げて行きます。
SIドライブを使ってスロットルマップは切り替え可能で
Sは完全なアクセルペダルとスロットルペダルを1:1に設定し
S#はSよりもハイスロ仕様にします。
インテリジェントはまったり走りたい時用にフワっとしたマップを組んでいますので
高速巡航とかに使うと良いかもしれません。
さて、今週のダイナパックはVABでしたが、来週は何が載るんだったっけ・・・?
え~っと、たしかGRX133マークXのGRMNだったかと。
今では希少な純正6速ミッション車両ですが、遠慮なくECUチューニングさせて頂きます!