ZN6 86がエンジンブローした時のブログを再掲載!当時はみんカラでしたが・・・

一昨日ZN8 GR86のエンジンブローした内部の画像をブログに上げましたが

各SNSで微妙に盛り上がった様です。

 

この液体パッキンの塗り方は~

とか

ディーラーの対応が~

様々な意見が交わされてましたが、ZN6でエンジンブロが多発した時も

ディーラーやメーカーは知らんぷりでした。

 

7.8年経って、ようやくバルブスプリングに問題があるとか言って

サービスキャンペーンだかリコールだったかで対応しましたが

バルブスプリングの交換をミスったディーラーも多く

バルタイがズレてる車両を治した事もありました。

 

すでにエンジンブローしていて、自分達で直したエンジンに関してはどうなるんですか?

て聞いたら

「そのエンジンブローと今回のバルブスプリング無償交換の因果関係を証明できないので・・・」

と言われ、なにも対応はしてくれませんでした。

 

ディーラーやメーカーからの対応は昔から変わっていません。

 

グズグズ言った所で、何も始まりません。

乗り手とそれを取り扱うショップが対策を考えて施工しなければ前には進んで行かないと思います。

 

エンジンブローの画像を載せて置いて難ですが、GR86自体は面白くて楽しいクルマだと思います。

その証拠に当店でもGR86は注文していますし

エンジンブローの事実を知った今もキャンセルする気はありません。

 

実際にデモカーを所有し、トラブルと対峙し、解決策を得て、ユーザーにフィードバック。

こう言う流れが求められてると思うので

「GR86エンジンブローするらしいよ・・・

 壊れる前に売っちゃうか~。」

そう言うお店さん、チャンスを逃してますよ。

 

っと言う事で、今日はZN6 86のエンジンがブローした時のブログを再掲載します。

当時はみんカラと言う所に毎月10万円のお布施を払って、公式ブログなる物を書いてました。

 

3年ほどみんカラを使ってましたが、ま~色々ありまして

大嫌いになりまして、4年目の更新はしませんでした。

更新しないと、それまで書いた内容は一気に削除されます。

サーバー上はね・・・。

 

なので一般の皆さんは、当店がみんカラ上で書いていたブログは一切見れないと思います。

 

っが、自分は今でも3年分のみんカラに書いていた記事、全部読めます。

とある方法を使ってね。

 

2013年4月19日掲載

デモカー86 痛恨のエンジンブロー!ホントどうにもならんクルマだな・・・

はい、タイトルどおりデモカーの86はエンジンブローしました。

文字通りのエンジンブローです。
冗談でも言葉のあやでもありまえん。

エンジンが壊れたんです!

左のタイトコーナーを立ち上がってアクセルオン
4800rpmあたりで、ギャップに乗り上げたような一瞬の失速
その後、エンジン下部より煙モンモン

噴出したオイルにリアタイヤが乗っかりハーフスピン・・・。

積車に乗っけてドナドナ状態で当日は終了 チーン。

本日、暇を見っけてリフトで車体を上げてみると・・・

嘘だろ~

こんな壊れ方初めてです。

画像はフロントメンバーとアンダーパネルの隙間からのぞける
エンジンヘッドカバーの一部で右バンク側になります。
通常では一部しか見えてはいけない
ヘッドカバーパッキンのビラビラの部分が全部見えてます。

もうちょっとアップ

スバルとトヨタはカムの状態が常に目視できるエンジンを開発したんでしたっけ・・・?

もうちょっとアップ

何が飛び出したかは開けてみてのお楽しみ
きっとエイリアンです。

そりゃね、マフラー変えて、エキマニ変えてCPUも書き換えていますよ。
でも、こんなところが壊れちゃ~いけないと思いますよ。

新車保証で直すとかはサラサラ考えていませんが
こんなところがぶっ壊れるのが86であり、BRZです。

↑この日のブログはここまで

 

当時の文章・・・今と変わってませんね~

 

2013年4月23日掲載

86 エンジンブローの原因はロッカー飛びでした・・・。

昨日午前中に始めた86のエンジン降ろしですが
夕方ごろにはエンジン降りました。

カム周りの作業には必ずエンジンを降ろす必要があり
メーカーも降ろすことを考えて設計しているようです。
配線なども大型のカプラーで切り離せます。

 

メーカー側の人間もちょこちょこと、このブログを見ていてくれるそうなので
バッタもんエンジンじゃない証拠に

 

さて、なぜカムカバーに


このような穴が開いたのか・・・。

 

まずは正常な左バンクから


そして、ぶっ壊れた右バンク

上のリテーナーの左から2番目、あるはずのものがありません。

ローラーロッカー(ロッカーアーム)がぶっ飛んでなくなっているのと
ローラーロッカーの支点を支えるピボットも家出しています。

 

この二点が外れて、下側に落下し、エキゾーストのカムで打ち込まれ


カムカバーとカムハウジングに穴を開けながら
ホームラン!

 

回転数は4800rpm、決してオーバーレブ時の症状ではありません。

これが86のFA20エンジンの現状です。

もちろん、レースで使用されレブを9000rpmまで引き上げても
壊れないエンジンは多々あります。
要するに当たり外れがひどいエンジンで、生産ラインでの品質管理
(クリアランス管理)が出来ていないんでしょうね。

トヨタディーラーのクレーム管理の人間に内情を教えてもらったところ
とあるディーラー1件だけでも、
すでにカム折れでのエンジンASSY交換と
カムカバーにクラックが入り、オイル漏れが発生した事例が発症しているとの事。

たった一軒のディーラーで
コレだけエンジン絡みのトラブルが出ているのであれば
スバルのBRZも含めれば、全国で何機のFA20がぶっ壊れているのか・・・
安易に想像できると思います。

さて、せっかくエンジンも降りたので、ブロックを開けて
ターボ化に向けた強化を施しながら
今後の対策を考えましょうかね。

↑この日のブログはここまで。

 

ここからロッカー飛びの原因と対策を考え、デモカーに施工しつつ

そのノウハウを蓄えて行ったのですが、メーカーが動いたのはその8年後・・・。

しかもバルブスプリングって。

 

バルブスプリングを対策品に交換した後にローラーロッカー飛んだZN6、数台見てます・・・。

 

大企業だから出来る事と出来ない事

零細企業だから出来る事と出来ない事

 

世の中複雑ですが、零細企業の意地、見せて行きたいと思います。