ZC33S スイフトスポーツのECUが海外から入庫!開けて見たらえらい事に・・・。

ZC33Sのオリジナルタービンセットを紹介した後、海外からの問い合わせが増えました。

片言の英語で何とかやり取りしてますが、こちらがタービンを送る前に

まず先方からECUを送ってもらう必要があり、それを説明するのに一苦労です。

 

このECUも海を渡って当店に入って来たのですが、この国のチューナー達では

とてもタービン交換車両のZC33Sのセッティングが出来ないと言う事で

こちらでデーターを入れる事になりました。

 

っが、貼ってあるステッカーを見ると、日本のチューニングショップ?

なぜこのステッカーが貼ってあるの?

と聞くと

我が国のチューナーではZC33SのECUチューンが手に追えず

トラブルだらけだったので、結局日本のショップに彼らがECUを送り

書き換えてもらった物を使っていた。

との事。

 

じゃあ、このテープは?

と聞くと

ECUの基盤からリード線が出ていて、先端がショートするといけないと思い

テープで絶縁して、ブラブラしないように養生テープで止めているとの事・・・。

 

心配になって開けて

診ました。

マイコンの足にリード線を半田付けして、その時の熱の影響なのか

マイコンの外側が若干焦げてグズグズになってます・・・。

 

通常、こう言う所にリード線を接触させる場合は

こう言うニードルを使って書き換えます。

書き換えが終われば、もちろんニードルは撤去します。

書き換えた後のリード線をそのままってのは、テスト中のECUでもない限りまずありえないですね。

なんらかのきっかけで引っ張られてマイコンの足が捥げたら、そこでゲームオーバーです。

 

マイコンの焦げが気になり、壊れたら元も子もないので

壊れないうちにイモビライザー等のデーターをバックアップして

在庫で持っていた中古のECUにコピーしてクローン化。

こちらのECUにもタービン交換用のデーターを入れて、2個とも返送しました。

 

中東当たりのショップが、こんな感じのECUチューンをしているのであれば

「まあ、そんなもんか。」

となりますが

日本で書き換えたECUがこんな感じで返されたかと思うとちょっと残念ですね。

 

当店オリジナルのタービンキットと専用データーを入れたECUが

再度海を渡り、遠く離れた地で元気に走るのかと思うと感慨深いです。