先日のブログで、取り掛かり部分を紹介した
SW20 MR-2のパワーウィンドウは不動修理。
ハーネス間の導通が無いので
まずはハーネスを車両から取り出して目視点検。
ん~・・・。
色々怪しいです。
更に
保護皮膜を除去して点検すると、ここも、あそこも・・・。
念の為
この中も確認すると
なぜ、こうなる・・・?
勝手には切れないと思いますが・・・。
年式が年式なので経年劣化はあって当然ですが、この破断の仕方は人為的ななにかを感じます。
ワンオーナー車であればともかく、複数オーナーの中古車を買った場合
前オーナーが何をヤラかしているかは、開けてびっくり玉手箱状態ですね。
トラブル箇所複数を発見&修理し車両に戻すと
無事、稼働。
今回はモーターやアクチュエーター不良では無くハーネス不良でした。
もちろん純正ハーネスは廃版ですので新品は出ません。
こう言う現物修理が出来ないと、今回のパターンは
「治せません」
と言う事になってしまいます。
トラブルシュートから原因を考察し、その原因を一つずつ潰して行く。
この作業が出来るお店って、思った程多くないと思います。
古いクルマは特に部品の廃版と言う問題が付きまとうので
無い物は造る。もしくは直す。と言う対応が出来ないと難しいです。
っが、それは簡単な事では無いです。
新品部品とチェンジするだけの作業と比較すれば3倍以上の手間が掛かります。
手間がかかると言う事は工賃が嵩むと言う事です。
安く!安く!!と言うオーナーに、旧いクルマを維持するのは
なかなか難しい時代になってしまった様ですね。