ZC33S スイフトスポーツ 今回は大阪からのご来店

チューニングパーツを多数装着したZC33S スイスポが増えてきた今日、この頃。

大阪からご来店いただいた

このスイフトスポーツにもかなりの社外パーツが装着されていたのですが

車高調を交換後アライメントを調整してもらったら、まっすぐ走らなくなってしまった。

エアクリーナーを社外に交換したらブーストが上がり過ぎてエンジンチェックランプが点灯してしまった。

と言う2点のトラブルを抱えています。

 

アライメントに関しては調整時の数値を見せてもらいましたが、そのデーターによると

トーイン2度弱ほど付いていたフロントトーを弱トーインに調整したことになってました。

っが、もう一度測って見ると・・・

思いっ切りフロントトーアウトになってました・・・。

トーアウトを0寄りの弱トーインに調整した所、まっすぐ走る様になりました。

前回調整した人、センサー装着、ミスっちゃったんですかね・・・。

 

アライメント調整はテスターを信用しきるのではなく

調整後の試運転でのクルマの動きと各アライメントの数値の辻褄が合っているかを感じながら

試運転を通して数字通りの動きをしているか、答え合わせが必要だと思います。

 

フロントのトーをインに入れたはずなのに、なぜここまで過敏にステアリングに反応してしまうのか?

それを考えれば、テスターの数字の方がズレているかも・・・と言う結論に至ったかもしれません。

 

当店もドライブオンタイプのアライメントテスターを導入する前は

こんな感じのアライメントテスターを使っていましたが

測定値と実際の動きが相いれない、と言う事がありました。

 

一度クルマを2柱リフトで上げた後にスタンドに載せるので

走行時の1Gと差異が出てしまうんです。

 

またセンサーの取付とキャリブレーションに技がいるので、慣れていないメカニックが測定すると

数値に誤差が出ると言う事もありましたね。

 

なので、だれが作業しても安定した測定値の出る

ドライブオンタイプのリフトと

ターゲット式のアライメントテスターに買い替えた経緯があります。

 

よっぽどの不器用さを駆使しない限り

このテスターで間違った測定値を出すと言うのはなかなか難しいです。笑

 

当時R35 GT-R NISMOのMY2017を購入する為に貯めていた頭金相当が

このリフトとテスターに消えて行ったのは、今でも記憶に残っています。

でも、このアライメントテスターにしてからは、基本的に数値と動きのズレは感じなくなりましたね。

 

 

話しをスイフトに戻しまして、ブーストが上がり過ぎて・・・と言うのも

エンジンルームを見てすぐにピンっときました。

純正のエアクリーナーボックスが撤去され

社外のボックスに交換する際、アクチュエーターの制御ソレノイドバルブに繋がるホースを

延長して丸印の部分に繋げ直すのですが、ここが不良なケースをよく見ます。

めちゃくちゃ拡大して映してますが、穴が開いているかどうか分からないレベルの穴です。

これではソレノイドで十分なフローが出来ず、ブーストが上がりっぱなしになります・・・。

作業者の取付上の問題では無く、製品上の問題ですね。

ドリルで貫通させて、バリを取って車両に戻した所、ブーストは1.2k前後に落ち着きました。

 

今年に入ってすでに3件、同じメーカーの同じ部位での不具合を見ました。

以前はこんなトラブル出なかったので、最近の製造ロットがNGなのかもしれませんね。

 

現状のトラブルはすべて解決したので、これからHKSのインタークーラー装着等

追加で依頼頂いた作業に取り掛かって行きたいと思います。

 

 

先日のブログでスーパーオーリンズサスを紹介した

中央リフトの白いZC33S スイスポは

前後とも

サス交換が終わり、しばし試運転してスプリングを馴染ませた後に車高を測定&調整。

その後、アライメントを調整しました。

 

さすがのアジュール製スーパーオーリンズ!

とても良く動く足でありながら、しっかりと踏ん張ってくれます。

街乗りを含める走行シュチュエーションでは、アドバンテージの高い乗り味ですね。

 

サスペンションまでの交換作業が終わったので、いよいよダイナパックに載せて

最終、ECUセッティングを行っていきます!