かなり前から車検の整備を行っている
Z31 フェアレディーZ
先回のブログで取り上げたリアハブ周りのオフセット問題は
部品をバラしてよく見てみると、ハブ一体に見えるカラーを
片側はきちんとハマっているのに、もう片側は装着されていないと言う状態でした。
いわゆる前整備者の作業ミスですね。
(おそらく日本に逆輸入した際の業者さん、もしくは米国にあった時からかもしれません。
結構な時間、ブレーキサポートが削られていた跡が残ってましたので・・・)
干渉していたブレーキサポートなどを交換し
リアハブ&リアブレーキ周りを、正常な状態に組み上げます。
フロント側はリアほど複雑ではありませんが
キチンとローターのセンターを確認しながらハブの面に間違いが無いかを診たうえで
R31ハウスから発売されているZ31用の車高調へアップデート。
もう一つのトラブル箇所は1枚目の画像の赤丸部分
ウエスをめくると・・・
純正オイルクーラーのホースです。
フィッティング部分からオイルがダダ漏れなので、規格品に交換しようと採寸すると
なんと日産のオリジナル規格でAN6と8とかが使えません。
オーナーに相談して見ると
「オイルクーラー要らない・・・。」
との事でしたので
ワンオフにてオイルクーラーへのIN-OUT口を塞ぐメクラを造って
オイルが出て行かないようにしました。
これでオイルクーラー&オイルホースからの漏れは無くなります。
だって・・・撤去ですからね。 諸悪の根源その物を!
大方の作業の切りが付いたので、後はアライメントを調整して
持ち込みにて継続車検を受検します。
同じフェアレディ―Zでも
こちらは納車されたばかりの2021年度登録のZ34 NISMO。
エンジンオイルや
駆動系のオイル、総交換です。
次期モデルのZは型式こそZ34から変わりませんが
エンジンがVR30DDTTでターボの3Lになるので
3.7LのVQ37を積むZ34はもう買えなくなりますね。
大排気量NAのFR好きには、新車で買える最後のモデルです。
Zに関しては31~34まで、様々なノウハウの蓄積がありますので
修理からメンテナンス、もちろんチューニングも是非、当店にお任せください。
おまけ
デモカーのヤリスはフルバケットシートの納期が掛かるので
先に4点式フルハーネスを装着!
フルハーネスで締めあげられている時は、純正のシートベルトなんていりませんが
装着しないと警告音がしつこく鳴り響きます。
チーフメカニックが破材で
キャンセラー
造ってくれました。
これでシートの後方にベルトを回して
ハメなくても警告音はなりません!
パークトレーニングの効果が薄れないうちに、スパ西浦で効果のほどを試して見たいと思います。