スーパーライトウェイトスーパーカー BAC MONO ECUセッティング!

先日のブログ

こんな画像をアップして、新しいフルコンソフトの予習云々と書きましたが

このクルマのECUとして使われてるコンピューターの編集ソフトになります。

 

BACのMONO

フォミュラーカーにカウルと保安基準部品を付けて堂々と公道を走れるレーシングカーです。

 

今回ご縁があり

MONOのECUセッティングをさせて頂くことになりました。

 

ひとまず

ダイナパックに載るのか?と言う所から始まりましたが

MONOの日本正規代理店、ACマインズの全面協力により

なんとか

ダイナパックには載りました!

 

ヒューランドのドグミッションをエアシフターでシフトチェンジするという

一般的にはなかなか搭載されないミッションでしたが

なんとかダイナパックでパワーチェックする事が出来

カタログ馬力の309psから逆算するとTCFは1.15に決定

ECUセッティング前は304ps トルク32.7kだったのが

320ps トルク34.7kと18ps&2kアップデート出来ました。

 

車重が540㎏しかないので18psの差でも明らかに体感出来ると思います。

トルクも2500rpm以降トップエンドまでほぼ全域で太くなっているので

街乗り領域(街乗りするのかは別の話・・・)でも十分に効果は分かると思います。

 

編集ソフトの使い勝手があまり良くなく(使いこなしていないだけ?)

編集ショートカットがうまくいかなかたり

上書きが出来ないパターンの把握が出来なかったりと

いつものセッティングと思うと時間が掛かりましたが

VVTIの進角具合の調整、点火時期のマッピング、燃料ベースマップの調整等を兼ね合わせて

違いが体感出来る領域までのセッティングが完了しました。

 

特に点火時期のマップはもともと入力されていた数字が?な部分が多く

全域にわたって調整と微調整を繰り返し、多領域にて大幅なトルクアップが出来ました。

 

エンジンは2.5LのNAですが、320psを540kgのボディーで発揮させれば

飛んでもない加速を体感する事が出来ます。

まあ、限られた方々のみの特権だとは思いますが。

 

普通はMONOを買う予算があればフェラーリやランボに目が行くと思うんです。

走りに重きを置いている人でもポルシェかマクラーレン止まりではないでしょうか?

それらのクルマに乗って見た物の

「やっぱりコレじゃ無い。」

と感じた方々がこのBAC MONOを買われるんだと思います。

 

このような希少で特異なスーパーカーのECUセッティングに携われた事

感謝しかありません。