LotusExige-S ロータスエキシージS ブーストアップ前の体力測定

昨日のブログでも少し紹介しましたが

ダイナパックにはロータスエキシージが載せられていて

まずは入庫時のパワーチェックから始めます。

 

各種情報を読み取る為

色々な配線が接続され

空燃比メーターも

設置します。

 

エンジンルームを見ると

エアクリーナー~サクションパイプが社外品に交換されており

排気系にもしっかりと手が入っているので

エンジンチェックランプの点灯は、てっきりサクション交換の弊害だと思っていましたが

コードを呼んで診ると

P0420とP0430だったので、触媒劣化の誤報ですね。

 

純正の02センサーは触媒の上流と下流に装着されていて

触媒を通過する際の抵抗によって生まれる上流と下流のO2センサーの差異を見ています。

この差異があるうちは触媒が働いている(抵抗になっている)と判断しますが

カスカスになって抜けてしまうと抵抗が無くなる事で上流と下流の差異が無くなってしまいます。

その差異が無くなったのを見張っていたECUが

「触媒が劣化している様ですよ。」

と教えてくれているのですが、劣化して抜けているのではなくて

そもそも抜けの良いキャタライザーに替えてしまっている訳で・・・。

 

今回ECUセッティングに使用する

VFRオリジナルパワーゲートは

こういったエンジンチェックランプ点灯時のエラーコードを読む事や

エラーコードの消去にも使える優れものです。

 

ツールの宣伝はこんなもんにしておいて

実際に全開にてパワーチェックした際の空燃比の推移を見ます。

実線が今回のエキシージ

破線が以前セッティングした社外サクションを装着したが故に空燃比がズレズレだったエキシージです。

 

今回のエキシージは空燃比の大きなズレも見受けられず良い感じの数値を推移してますね。

エアフロの装着位置がかなり後方なので

しっかりとした流速が生まれた後のエアフローを測っている様で

径が太くなる事での流速低下→エアフロ出力値低下と言う不具合が出ていない様です。

 

パワー的にもエンジンにトラブルを抱えている様子は無さそうなので

一度ダイナパックから降ろして

スーパーチャージャーのプーリーユニットを

ブーストアップ様に変更して

装着!

 

再度ダイナパックに載せて、ECUセッティングを進めて行きます。