すこし前からステアリングコラム周りのスイッチ制御を
ハイサイドからローサイドに変更し始めたFIAT500なのですが
図面では
簡単にイメージできても、実際に作業しようとボンネットを開けると
ガソリンタンクが邪魔で配線の全体が見えません。
ガソリンを抜いて、タンクを降ろして、バッテリーまで降ろすと
配線が見ますが、負荷の位置をローサイド側に切り替えるには
ほぼすべての配線を組み替える必要があり
言葉でいう程簡単な作業では無いです。
今回は高西が作業を担当していますが、当店に転職するまでは
「ハイサイドやローサイドと言う概念すら考えた事が無かった。」
との事。
整備書とおりに修理や整備するだけなら、そんな知識いりませんが
フルコンのセットアップをする際には必須となる知識。
日々、新しい発見と向き合っている様です。笑
どの配線が何かが分からなくならないようにマーキングしながら
配線の上流と下流を組み替えたり
各ユニットにそれぞれヒューズを新設したりして行きます。
折角なので
今後脱着が必要になりそうな配線は防水カプラーを使って接続を簡略化して
ステアリングコラム側も配線の入出力を
逆転化させます。
ガソリンタンク以外をすべて接続して、いざ作動テスト!
ライト類はきちんと作動するも
メーター内のハイビームインジケーターやウインカーランプが
ONで消灯、OFFで点灯・・・。
あ~、こっちもハイサイドか。
そりゃそうですよね。
メーター配線もやり直しです。