R35 GT-R NISMO ブーストアップで700psオーバーは流石です!

昨日からの続きです。

 

駆動系の強化の終わったR35 NISMO MY2014は

タイヤを新品に替えながら、ブレーキオイルやデフオイルなどを交換します。

 

タイヤの銘柄は

BSの新ポテンザRE71RSです。

 

タイヤ装着後

アライメント測定と調整へ。

 

タイヤの減り方が異なると、微妙に測定値も変わるので

新品のタイヤで測れるとベストなんです。

 

アライメントは、今までの測定値を見るとすこしトリッキーな感じだったので

ほんの少しだけ安定方向に振って、上がるであろうパワーに備えます。

 

アライメント調整後実走でクルマの動きを確認したら

いよいよダイナパックへ!

 

以前MY2018モデルのNISMOはセッティングしたのですが

MY2014のNISMOは初めてです。

 

数回パワーチェックを進めて行くと、MY2018モデルのNISMOとはタービンが違う?

ある一定以上のブーストを掛けようとすると

標準グレードのタービンみたいにブーストが2段階で上がろうとします。

しかもブースト1.9kオーバー・・・。

これじゃ安全マージンがかなり無くなってしまうので

ブーストは最大で1.5k弱までオーバーシュートさせて

その後は1.4k弱になる様に設定

ブースト1.9k以上掛かった時は、トルクこそ104kを超えましたが

ノックリタードが入って点火が遅れてしまい、最大パワーロスト!

ブーストを下げてきちっと制御すると697ps トルク101kになりました。

 

MY2018の時も700psに一歩届かなかったのですが

Logを見ると吸気温にちょっとだけ違和感を感じたので

エアクリーナーを見てみると、あれまっ 結構汚れてます。

左が新品で右が使われていたものですが

ひっくり返すと・・・。

精神衛生上よろしくないので、左右とも新品へ。

 

無事、700psを超えて702ps 101.2kでした。

まあ、誤差と言えば誤差ですが

697psと702ps どちらが良い?と聞かれればやっぱり702psですよね。笑

 

破線はMY2018モデルをセッティングした時のグラフです。

2018の方はキャタライザーが社外に交換されていて

1次はストレート、2次がSARDキャタライザーだったのに対して

今回のMY2014は排気系はすべてノーマルです。

 

新品とはいえエアクリーナーも純正品ですのでECUとプラグ、インジェクター以外は

すべてノーマルの状態で700psオーバーしたことになります。

さすがNISMOタービン!

 

さらに320kで入ると言うNISMOリミッターも解除!?

7300rpmでREVリミッターを設定しているので、メーター読み340kがMAXでしょうか。

フルスケールメーターの存在価値が活きる速度域ですね。

 

ダイナパックで確認したいことがすべて終わった段階で

今度は実走セッティングへ。

 

ECU側のセッティング微調整はすぐに終わったのですが

ある限られた加速域で

アンダーパネルが

メンバーと干渉してバタバタ音?ビリビリ音??が発生するので

可能な限り抑えられる様に共振防止シートを貼り付けて見ました。

アンダーパネルその物の振れを抑えられ訳けではないので

根本的な解決にはなりませんが、音自体は多少抑制できるかと。

 

Challenge Again

今回は共振動音、出ませんでした!

 

さて、ここまでで予定していた作業+αがすべて完成しました。

サーキットでアドバンホイールのMY2014 NISMOを見かけたら

ラインブロックせずにすっと道を譲った方が良いと思います。