先日のブログでLINKのG4X装着の様子をお伝えした
BNR34 GT-Rですが、ダイナパックによるセッティングは完了しています。
クランク角センサー内のセンシングプレートを交換したお陰で
回転信号が不安定になる症状が皆無になりキッチリと高回転まで回ります。
今回、ブーストはLINK側で制御しますので
デジタル入力出来るスイッチを追加してブーストのHI LOを切り替えられるようにして
それぞれに目標ブーストマップと制御デューティーマップを作成します。
PID制御も構築したのですが、制御が完成した場合としない場合では
ブーストの波打ちに差が出ました。
水色とグレーがPID未完成なのですがブーストがゆらゆらしています。
PIDが完成した後はターゲットブーストに従い
徐々にブーストが落ち着くようになっています。
ブーストが波打つとパワーグラフも揺れてしまいます。
乗っていて体感できるレベルだとは思いませんが
(もし体感出来たらZN6 86の純正パワーグラフなんて乗れたもんじゃなくなります。)
波打ちは少ない方が見た目にも(笑)良いと思います。
LOブーストも設定して
パワーは
HIで421ps トルク50.5k
LOで368ps トルク43.9k
いずれも4000rpmで良い感じのパワーとトルクが乗っているので街乗りも楽だと思います。
調整式のカムスプロケットを入れてバルタイを変更すると
もっと下からガツンと来ますが、それはまた今後のお楽しみと言う事で。
最大パワーやトルクに関してはG4Xだから上がると言う事はありませんが
アクセルに反応するスピードは圧倒的にG4Xの方が早く
アイドリングの安定までにかかる時間も飛躍的に短くなっています。
ソフト的なバグがやや多かったり、G4+では出来る出力がG4Xでは出来なかったりと
価格的な事も考えると、まだ幾分G4+にアドバンテージがある様に感じますが
数年後にはG4Xがスタンダードになるんでしょうね。
あっソフトは
英語です!
G4+は日本語選択出来ますけどG4Xはまだ英語オンリーです。
ヘルプでニュアンスが分からない部分は翻訳サイト使って意味を確認してますが
普段使っているデーター編集ソフトは基本的に英語ばかりなので
逆に英語のパラメーター表記の方が直感的に理解出来る部分もありますね。
BNR34はこれからダイナパックから降ろして実走セッティングに移行します。