BNR32 GT-R 納車後不動に・・・ 思わぬ落とし穴。

車速感応式パワステをLINKで制御した

BNR32 GT-Rがお店までドナドナされてきました・・・。

 

クラッチが切れなくなってしまったとの事でしたが

この車両にはATS製のトリプルクラッチが組み込まれています

っが、プル式故にクラッチペダルの踏力はそこまで重くありません。

 

なにが原因なのだろうと、入庫した車両のペダル周りを見ると

ん?

クラッチマスターにペダルの可動を伝える部分が

真っ二つに割れてました・・・。

 

純正を頼んでも同じことが起きると思われるので

スチールからワンオフで削り出して造りました。

ついでにストッパーブッシュもジュラコンでワンオフ作製。

 

ブレーキペダルのストッパーブッシュも

粉々に砕けていたので

造り直しです。

 

これが砕けてしまうとブレーキポジションセンサーの先端を押す事が出来なくなり

常時ブレーキランプ点灯→バッテリー上がりを起こしてしまいます。

それよりなにより走行中ずっとブレーキランプが点いてしまっているので・・・。

 

古いクルマでは同じ様な部位が同じように砕けるのですが日産としては廃版のようです。

今はNISMOがヘリテージしているのでしょうか?

以前HCR32で同じ部品が壊れた際は、あもすもなく廃版と言い渡されました・・・。

 

ジュラコンは基本的に材料を持っているので

この辺りの形状なら旋盤でパッと作った方が早いんです。

 

3点のパーツをワンオフ作製&組込みして、無事クラッチ周り修理の完了です。