GRL10 レクサスGS350にECUセッティングを施す為
まずはECUを車両から取り外し
内部の基盤品番確認と通信手順確率の為
テスト通信を試します。
3.5Lの2GRをエンジンを積んではいますがGSE21系の通信方法ではなく
GRX133 マークXと似たような通信方法でしたが
読み出したデーターはGRX133ともGSE21とも、さらにはRC350とも全くの別物でした。
これは1から造らないと~と言う事で
車両をダイナパックに載せて
必要な情報が取得できるようにCAN通信の信号を車両とダイナパックに繋いだら
まずはノーマルECUにてパワーチェック&データーの取得を試みます。
パワーが安定するまで、数回パワーチェックを繰り返し330ps トルク40kぐらいでしょうか。
IS350やマークXと比較すると、やや控えめなトルク特性で
5000rpm以降のパワーが意図的に抑えられている感じです。
8速ATは6速のそれとはことなり、ロックアップの入れ方が違う様で
3000rpm辺りで豚のしっぽが出来てしまいます。
多段式ATのロックアップ時に良く出てくるグラフですので
この部分はどの道、正確にはアクセルの踏み込み方を揃えれないので
ロックアップ後の3500rpm以降を見る様にしてください。
基盤から直接読み込んだデーターをベースに編集をして
書き込み時はOBDからWrite出来る様にしますので、現車合わせセッティング時
毎回ECUを取り外す手間は無くなります。
取得したLogを基準に、要求トルクマップ
燃料補正マップ、VVTIの変位マップ、点火アドバンスを調整し
GRL10 レクサスGS350用の車種別データーを作製!
MAXパワーはあまり絞り出さず
GSオーナーが一番使うであろう回転領域のトルクアップを狙いました。
5500rpmでは30psほどのパワーアップを果たしているので
加速の伸びはかなり向上していると思います。
ただ、今回の車両のオーナーは高速で上までぶん回します。
高校からの友人で彼の性格もアクセルの踏み方も重々心得えているので
現車合わせで更にパワーを上乗せし
355ps トルク43.6kまで上げておきました。
ノーマル、車種別データー、現車合わせを比較するとこんな感じです。
IS350やGRX133 マークXに比べるとニーズは少ないのかもしれませんが
GRL10 GS350オーナーの皆さん、トルクフルな加速を手に入れてみませんか?