静岡県は伊豆ナンバー地区からご来店頂いた
こちらのGRヤリス。
蓋がしてあっても甘い香りのする
美味しそうなイチゴをお土産に頂きまして、お心遣いに感謝感激です。
先日、島根からご来店頂いた方からも
お土産を頂きまして、各地方の特産品が毎日のおやつと言う
とんでもなく贅沢な毎日を過ごしています。
本題に話を戻しまして・・・。
伊豆からのGRヤリスオーナー曰く
「他社にてECUを書き換えて見たけど、正直ノーマルとの違いが良くわからないし
ノーマルの時よりブーストが掛からなくなっている気がする。」
との事。
ECUのデーターを診たり触ったりする前に
診断機を繋げてブーストの推移を確認。
2速全開と3速全開を試してLOG取って見ましたが
2速側はブーストが意図的にカクン、カクンって落とされてるのが見て取れます。
3速全開はブーストが一瞬上がる物のスッと落ちてその後も右肩下がりで下降し
最後はブースト1.0k付近まで落ちます。
ん~、これじゃ遅いですね。
っがノック補正学習値は表も裏も24.0で固定推移しているので
ノッキングが原因でブーストが落ちている訳ではありません。
察するに2速のブーストが落とされるのと3速でブーストが落ちる事の原因は別だと思われます。
片側はECUのデーターが原因で、もう一方は
彼が原因だと思います。
ECUデーターを他車データーからStep1-Rに上書きし
マフラーはHKS製スーパーターボに変更
プラグをレーシングプラグに交換したら
再び診断機を繋いで
点火側と燃料側の両方の学習をリセットして再学習させます。
そしていつもの道を全開にて試運転。
ブースト1.6~1.7kで安定し、落とされる雰囲気も落ちていく雰囲気も一切ありません。
これが本来のECUチューンを施されたGRヤリスの加速感だと思います。
ノック補正学習値や空燃比、点火時期の異常もないようですので
一連の対策やその理由、原因と考察を説明させて頂き
車両をオーナーに御返しさせて頂きました。
新東名を使って帰宅されたようですが
今迄とはあきらかに違った加速Gを感じる事が出来ました。
との事。
良かったです。
ブースト1.2k→1.0kだと、多分ノーマルより遅いですからね・・・。
note側では、なぜこんな事になってしまっていたのか
LOG情報から診る考察を行ってみたいと思います。