ZN6 86&ZN8 GR86 いずれも駆動系の作業中。

リフトで並んで持ち上げられている

GR86と86

手前の86は、先日のブログで売り出したターボ車ですが

ミッションがないと走れないので

知り合いに動作確認済みのミッションを売ってもらい、とりあえず動くようにしました。

 

ヤフオク等を見ると、ゴミみたいなミッションが30000円前後で売ってますが

きっとゴミだと思います。笑

なので86のパーツで無いものは無いと自負するレース関係者より譲ってもらいました。

 

青色のGR86も

駆動系のアップデートです。

クラッチを交換する為にミッションも降ろしますが、まずは先に

デフを降ろして

内部分解しながら、現状のバックラッシュや歯当たりを調べておきます。

分解して、ローファイナルを仮組したら再度バックラッシュ等を測定して

希望値にそろえるためには、どのサイズのシムがいるのかを逆算して発注です。

必要部品が入荷するのを待つ間に、クラッチ側を交換して行きます。

 

LSDの交換、安易に考えて、適当に組む人が多いのですが

大体、変な音がしています・・・。

何のためにメーカーが基準値を設定しているのか?

その数値がオーバー過ぎることも多々ありますが、プロとして作業する以上

その数値の意味を理解した上で、加えるのであれば手心を加える事が肝心だと思います。

 

出たとこ勝負で組んだファイナルやLSDをそのまま納車して

「なんか変な感じなんですけど・・・」

って言われたら

「チューニングしたんだから、こんなもんだよ!」

って言う人、結構周りで見てきました。

多分、そんなもんじゃないと思います。

 

ただね、とにかく最初に工賃を値切るような話から始めると

作業する側も、テンションダダ下がりでして

「まあ、こんなもんでいっか」

と言う結果につながると思います。

 

ちゃんとした作業をしてもらうためには、ちゃんとした対価を払う。

極自然なことだと思いますが

安いが正義みたいな風潮が、この業界の一部でまかり通ってますね。

 

他のお店がどう考えるかは自由ですが、当店ではそのような安さを追求するような事

一切行っておりません。

 

ご了承ください。