今日は久しぶりに
一般修理やメカニカルな感じの作業風景を見て頂こうと・・・。
まずは
コレ。
このパーツを見て、「あ~、この部品大事だよね!」って思った人
かなりのスバルマニアだと思います。
高額な社外パーツを買わなくても、この部品を流用することで
とあるクルマのガス欠症状を緩和させることが出来ます。
っが、この部品だけでは売ってくれません。
ヒントは
コレです。
エンジン組み立て室を見ると
FA20エンジンを組み上げる為、ホーニング加工済のブロックに
HKSのクランク、コンロッド、ピストンが揃いました。
こちらは
新品の4G63エンジンのブロックとハイレスポンスキットとなったシリンダーヘッドです。
2.2Lのクランクがコロナショックの関係でなかなか入庫して来ません・・・。
EJ20エンジンは
現在新品のシリンダーブロックをHKSの2.2L用ピストンに合わせる為
ボーリング&ホーニング加工中です。
その他にもRB26の2.8L仕様のブロックや2.1L仕様の4G63ブロック等
合計5機のエンジンがスタンバイしています。
工場に戻って
前回ウォーターポンプの件でブログアップしたHR33@RB26スカイラインを見ると
ラジエターまでアップデートされた状態で完成していました。
手前のリフトでは
直6エンジンを載せたクラウンのATF圧送交換が行われています。
オイル漏れ疑惑で入庫していた
ST205 セリカGT-FOURは、一度滲み部分を洗浄して経過観察しましたが
エンジン周りからのオイル漏れはおろか、滲みさえ出てこないので
一度オーナーの元に戻す事になりました。
もしかすると、前回オイル交換等を行った際のオイルがアンダーパネルに溜まっていて
それがガレージの床に垂れてきていただけなのかも知れません。
今回アンダーパネルも一度キレイに洗浄しておいたので
次回発症した場合は漏れ箇所の特定がしやすいと思います。
最後は
今回はブロックやヘッドには手を付けず、厚めの新品ヘッドガスケットを介して
エンジンを閉じることになりました。
なるべく面圧が均等になる様にブロック上面と
ヘッド下面をキレイに洗浄して、砥石で面を整えました。
その後、ごみ等が付着しないように養生して、必要部品の入荷を待っています。
面研には及びませんが、多少は歪が少なくなったハズ・・・。
測定によって細く長く変形してしまっていたヘッドボルトは
明日、新品が入ってくるので、揃ったら組み上げ開始です。
お陰様で様々な修理依頼を頂く事が出来
工場のアチコチでこう言った場面を見ることが出来ます。