年末に描き切れなかった作業の様子・・・
年末追憶 その2・・・
入庫当初はヘッドガスケットを厚いものにして
タービン交換とリセッティングの予定だったのですが
最終的にはBCのストローカーアップキットを使い腰下を完全に強化!
ヘッド側も
ナプレックのレース用ハイレスポンスキットでフル武装し
ヘッドボルトには
ARP製の強化ヘッドスタッドボルトキットを奢りました!
レース用ハイレスポンスキットは
バルブガイドもバルブそのものも専用品が組み込まれます。
バルブの擦り合わせを行い
漏れがないかを確認した上で
ワンオフで作製した寸法指定のヘッドガスケットを介して
ブロックに組んで行きます。
万全を期して
ラッシュアジャスターもすべて新品に交換して
ハイカムを組み、バルタイのイニシャルも揃えます。
組み合わされるタービンは
4G63にはベストだと言われる事の多くなった
TF06Rタービンです。
このタービンを
GCG製のエキマニを使って
組み上げて行きます。
クラッチには
エクセディー製のカーボンツインプレートを
介して
6速ミッション&トランスファーを合体!
これらのエンジンからの過給は
極厚のインタークーラーによって十分に冷やされ
エンジンの中に飛び込んで行きます。
ここまでのフルチューンド4G63はかなり久しぶりで
妥協のないパーツ選びをしたオーナーには脱帽です。
海外製のムフフなメタルに十分な慣らしを行う為
一度オーナーに仮納車し、じっくりと慣らし運転を行ってもらいます。
慣らし運転用の暫定的なデーターではありますが
街乗りでの試乗は、その鬼トルクに絶句です!
6速、1300rpmでも普通にクルマが前に進んで行き
アクセルをスッと踏むと、そのまま加速態勢に入るその様は
まさにフルチューンドストロークアップエンジンの賜物ですね。
本セッティングが今から楽しみです。