ロータスエキシージMK1&MK2 ダイナパックセッティング完了!

先日のブログで紹介した

エキシージMK1とMK2は、両車ともダイナパックでのセッティングが終わりました。

 

まずは先輩のMK1から!

当たり前のようにダイナパックに載っていますが、ここに来るまでが長かった・・・。

 

LINK製のG4+STORMと言うフルコンをスタンドアローンにて装着

(純正ECUとの抱き合わせではなく、STORMのみですべてを制御)

トリガープレートワンオフやデスビ撤去のダイレクトイグニッション化など

そのままなのはインジェクターぐらいと言う大幅な制御系変更が必要となり

当初の予定を大幅に超えてしまう預かり期間となっていますが

1L辺り100psの目標を超えました!

 

今回純正ECUでのパワーチェックは出来なかったので

単純なビフォーアフターの比較が出来ません。

 

7000rpmまで普通に回る様になった時点をスタートとし

161ps トルク17.7kを記録後

7800rpmまで回しながらセッティングを行い

ロータス車両では定番となるTCF1.2にて185ps トルク19.7kを記録しました。

補機類もエンジンにも手を入れず、セッティングのみでこれだけ違います。

 

逆に言うとそれなりのセッティングでは20ps以上パワーダウンする事もあるって事です。

グリーンのグラフでも普通には回りますし

ブルーのグラフの実走を経験しなければ

グリーンのグラフでもそれなりのパワー感を感じます。

兎に角車体が軽いですからね。

でも、185psの走りを経験してしまうと160psはかなり遅く感じます。

 

また、純正ECUでは低水温時の始動でカブってしまうことが多く

一度カブると後が大変なのですが、その辺りの始動補正もフルコンであれば

パソコン一つでパパっと調整出来ます。

LINKのフルコンはソフトがフリーなので、オーナー自らリセティングすることも可能です。

 

ダイナパックでのセッティングが終わった

エキシージMK1からズームアウトすると

ミッドシップ車両だらけ・・・

これはこれで珍しい光景です。

赤いビカビカのNSXについては

後日のブログで取り上げますね。

 

さて、先輩MK1に続くのは

エキシージMK2 2ZZスーパーチャージャーエンジン搭載車両です。

こちらの車両は

VFRオリジナルの

パワーゲート3と言う端末を使って書き換えるので

純正ECUでは拾えない

空燃比やブースト圧は

後付けのセンサーを追加して、LOGを取得する必要があります。

ダイナパックを回すまでの準備に時間が掛かります。

 

しかし

後ろから見た姿も迫力満点ですね!

エキシージが2台並んでますが、専門店ではないのであしからず。

 

各データーの取得を確認したら

ファンの向きにも気を付けてセッティングスタート。

今回はVFRオリジナルパワーゲートに3つのデーターを入れて

ノーマルデーター287ps トルク26.4kに対し

フルパワーは314ps トルク27.8k

夏場の高吸気温を考えたサマーバージョンは305ps トルク27kです。

 

最大パワーも上がってますが、3000rpm~4500rpm付近のトルクがガバっと増えていますので

実際に走るとEVカーみたいな加速を見せつけてくれました。

軽い車体にこのトルクカーブはかなりの武器になります。

 

パワーゲートはいつでもノーマルデーターに戻せるので

チューニングデーターとの差を簡単に体感できます。

その分しっかりと体感の出来るデーターを作製する必要はありますけどね。

 

ダイナパックから降ろしたら、実走セッティングに移行し

すべての作業が終わったら、計器を取り外し

完成となります。

日本に2台しかないステルスと言う希少なエキシージ

セッティングをお任せいただき感無量でございます。

鈴鹿でのタイムアタック、頑張ってください。

 

このデーターをベースに通販に対応した

STEP1 STEP2データーも製作して行きますので

2ZZスーパーチャージャーモデルのオーナーの皆さん、お楽しみに!

 

待ちきれない人は担当の浅田までお問い合わせ下さい。