LA400Kコペン エンジンチェックランプ点灯修理

エンジンチェックランプが点灯したもののエンジンは普通に掛かるし

走行も出来る、ただ何となく遅いような気がする・・・と言うLA400Kコペン

 

診断機を当てると結構な数のエラーコードが出て来ますが

何となくIG-ONのまま

ECUのカプラーを抜いたような感じがします。

 

そういう場合は一過性のエラーを拾うので、一度エラーを消してから

再度エラーを拾うと

これだけが残り、エンジンチェックランプも消えません。

なぜ?と思って

手持ちのECUにデーターを移して、車両に繋げて見ると

チェックランプが点かず、カム角エラーも出ません。

 

ECUの本体側で何かが起こってますね。

顕微鏡使って基盤をチェックして行くと

本来はこんな感じにチップ抵抗があるべき場所が

3つともキレイになくなっています。

ただ、はんだを溶かした跡は無いですし、チップが載っていたであろう場所は

比較的キレイに残っているので、熱ではんだが融解してチップが取れたとは考えにくいです。

 

かと言って、何かが当たったあとも見受けられないので

ECUの蓋を開ける時に使う工具が当たって取れたとも考えにくいです。

 

っとなると実装はんだ不良・・・?

可能性は低いですが、0では無いと思います。

 

まあ、取れてしまった原因追及よりも、このチップをどう手に入れて

どうやって修理するかが問題です。

 

拡大画像だと大きく見えますが、このチップ抵抗 0.5㎜のシャープの芯より細いんです。

肉眼だと辛うじて目に付くか付かないかと言うレベル・・・。

 

これを部品取りのECUから取り外して、今回のECUに移植!

シールをしてECUを車両に戻して見た所

無事、チェックランプ消灯!

 

こんな感じの故障もあるので、心当たりのある方

ご相談ください。