LA400Kコペン CVT車両用STEP1データー完成!レギュラーガソリン対応!!STEP2も!!!

昨日、インフォーメーション側では発表しましたが

LA400KコペンのCVT用チューニングECU STEP1が完成しました。

 

CVT車両は基本的に何度も何度も繰り返しダイナパックでパワーチェックすると

CVTのヘタリや熱ダレでパワーが安定しなくなってくるので

基本的に実走行にてセッティングを行い

決まったデーターでパワーを測定すると言う方法を取りました。

連日連夜データーを書き換えてはlogを取りながら走行し

Logを見ながらデーターを変更したら

ECUにデーターを書き込んで、車両に装着後試運転

このルーティーンを延々と繰り返します。

 

リアルタイムに書き換え可能なフルコンのセッティングしかやったことのない人には

この面倒くさい事極まりない作業を黙々とこなす辛さはわからないでしょうね・・・。

 

っで、CVT車両用のSTEP1データーと

車検に対応した吸排気系パーツを交換した時用のSTEP2データーを作製し

いざ

パワーチェック!

最初はECUのデーターをノーマル状態に戻して、レギュラーガソリンにてパワーを測ります。

毎回ECUのデーターを書き換えるのも嫌になったので

あらかじめ造っておいたデーターを複数のECUに書き込んでとっかえひっかえして行きます。

 

「イモビとか関係ないんですか?」

って気になりますよね。

イモビ、もちろん関係しますよ。

普通はECUの品番が同じでも、違う車両のECUではエンジンは掛かりません。

普通は・・・です。

 

ノーマルECUデーターでのパワー測定が終わったら

レギュラーガソリンのままSTEP1データーをインストールして・・・

「えっレギュラーガソリンで良いんですか?」

って気になりますよね。

 

今回はレギュラーガソリンにも対応したデーターにしてあるんです。

5MTの時に明記しなかったので・・・。申し訳ないです。

ただ、対応していると言うだけで

基本はハイオク仕様推奨です!!

サーキットや峠をビュンビュン走る時や高速でアクセルを戻すのを忘れてしまう時は

問答無用でハイオクを入れてください。

 

でも給料日が近づいてきて財布が軽量化されてしまった時とか

今週は通勤にしか使わないのにハイオク入れるの勿体ないな~って思う時も

あるのかもしれません。

そんなとき限定でレギュラーガソリンを入れると

ECUが自動的に気持ちを汲んでくれて

点火時期、やさしくしまーす!

燃料濃いめでエンジン守りまーす!!って

なんとかエンジンを保護するようなプログラムを組んであります。

 

ピンク色のグラフが空燃比で丸印の所で数値が下がってますよね。

青色のグラフの長丸の所で点火時期がぐーっと下がってますよね。

でも下がる手前まではエンジンに無理させている事には変わりないので

レギュラーガソリン入れたら基本的に全開走行はしないでください。

今回はテストケースと言うことで、ダイナパックで全開パワーチェックしています。

 

レギュラーガソリンでのパワーチェックが終わったら

今度はハイオクに入れ替えて、再度パワーチェック!

空燃比(ピンク)や点火時期(青)が下げられた形跡はなくなりました。

log的にもかなり良い感じです。

 

そして気になるパワー差です。

オレンジ色がノーマルデーターでTCF1.25にて63ps トルク9.1kでした。

TCF1.25にした理由はコチラのブログから・・・。

 

STEP1のデーターとレギュラーガソリンの組み合わせが

細い緑色のグラフで

ハイオクガソリンとの組み合わせが太い緑色のグラフです。

最大で表すと79ps トルク10.8kぐらいですが

5000rpm以降で違いが出て来ます。

っと言うかレギュラーガソリンだと

5000rpm付近からエンジンが悲鳴を上げると思ってください。

くどいようですが

全開走行するのであればレギュラーガソリンは入れちゃダメ

です!

 

と言う事でCVT車両でも

STEP1データーにて純正比25%のパワーアップが出来ました。

 

 

 

ちなみに

ブーストは闇雲には上げてません。

立ち上がり時に1.0kまであげて、その後は0.7k前後です。

オレンジ色のグラフがCVT車両のノーマルブーストです。

 

どこかのLA400K用ECUがブースト1.2kとかを掛け続けてましたけど

圧力補正が入って燃料ダダ濃い、点火ダダ遅れでパワーは落ちてしまう上

エンジンには負荷しかかからないと言う結果になります。

フルコン等ですべての補正が関係ない状態に出来ていれば話は別ですが

ひたすらブーストの上がっている純正ECU改には注意が必要です。

 

 

 

っで、最後に気になる情報を1つ

STEP1をサラ~と超えて行く、一番上のグラフは64ps トルク11.6kの

STEP2データーです。

こちらはハイオク限定のガチなヤツねっ!

 

車検対応レベルの吸排気系パーツを装着する事を前提にしてますが

触媒ストレートとか、極太フロントパイプとか付けちゃうとNGなデーターです。