LA400KコペンNormalパワーチェック&リミッター検索

先日入庫したLA400Kコペンですが

ダイナパックがようやく空いたので

ダイナパックに載せたのですが、FFのハイキャンバー車両

をダイナパックに載せるのは、かなりの技が必要です。

 

キャンバーに合わせてダイナパックの挿入口を傾けるのですが

ここまでキャンバーが付いていると一気には挿入できません。

ちょっと上げてはちょっと挿し、またちょっと上げて、最後は下げる・・・みたいな。

 

無理くりジグをパックに差し込むと

ハンドルのセンターが大幅にズレる事にもなるのでとにかく技が必要です。

 

パワーチェックの結果はこんな感じでした。

下のグラフがTCF1.0(補正0)状態での結果です。

50.7ps トルク8.35k

外気温36度を考えるとパワー的には結構つらい条件ですが

カタログ馬力の64psに合わせようとするとTCFを1.25まで上げないといけません。

(オレンジのグラフ)

さすがに25%プラスと言うのは・・・なので

セッティング中はわかりやすくTCF1.0でデーター取りする事にします。

 

 

っで、LA400Kコペンの場合、まず期待されているのが

スピードリミッターのカット!

 

車速をごまかすタイプのリミッターカットデバイスが通用しないので

ECU側でデーターを書換えるか、フルコンを導入しないといけないのですが

今まではECUの書き換えになかなか対応が出来ず

リミッターカットのみの為にフルコンを入れるのも・・・と言う状況でした。

 

今回ECUの書き換えを行うにあたって

「何は無くともスピードリミッターの解析を早々に行って欲しい!」

と言う関係各所&多数のオーナーからの希望もあって

まずはスピードリミッターの介入方法を解析。

一般に言われている140km/hでの設定では無いんですね。

 

データーの解析を行うにも、何km/hでリミッターが作動するのか

1km/h単位で理解できないとアドレスの探しようがありません。

単純にECUデーターの中すべての140と言う数字や

半分の70と言う数字を調べてみましたが、該当は数千カ所

さすがに数千のアドレスを一個ずつ試すのは無理ですからね~

(って140じゃないけど)

 

ある法則を見つけて、その法則にのっとって検索を掛けると

該当するんじゃない?っているグレーな奴が30カ所ほど

その中から今までの経験も含めて、こいつは真っ黒だなってのが1か所

共販だなって奴が3カ所ありました。

 

半年間ほどアドレス検索を趣味にしていたので

なんとなくこの辺りの探りの入れ方が分かるようになりました。

 

参考までに

スピードリミッターに当たる瞬間をどうぞ。

 

後は実際に書き換えをして、仮説があってるかどうかを確かめるのですが

通信用のアダプターが在庫切れで、海外からまだ手元に届いていません。

今しばらくお待ちください!