最近、色々な過給機付きZN6 86に乗る機会や製作する機会に恵まれていますが
今回はSARDさんのデモカーで
EFR製のタービンを主軸としたボルトオンターボキットを装着した車両に乗らせてもらいました。
EFR製のタービンは
正直に言うと付属されているアクチュエーターが弱く
すぐにポペットバルブを開けてしまいます。
(全開と言うよりも、通過排圧に負けてチョロチョロっと漏らす感じです。)
その為ブーストの立ち上がりが悪く感じる場合がありますが
今回のこのデモカーもタービンサイズの割にブーストの立ち上がりが上寄りで
4000rpmぐらいからようやく本格的な加速に入るような感じでした。
アクチュエーターを強化して、ブーストコントローラーを装着すれば
もう少し下からトルクが出るのではないかと思います。
トラストターボ、ブリッツターボ、SARDターボにHKSのS/C
キット物だけでも色々ありますがそれぞれに特徴がありますね。
現在進行中のZN6 86のエンジン FA20×2台は
同じ強化でも片方はCP製のピストンとキャリロのコンロッドを使用し
もう一台はHKSのキャパシティーアップキットを使用します。
ピストンの重量は
HKSが305.5グラムに対して
CP製は318.5グラム
NAとしてセットアップして行くのであればHKSのピストンの方が有利ですね。
ただ、HKS製はガスケットを1mmにしても圧縮が11.8までしか落とせないので
過給機を付けてハードにチューニングして行くとノッキングの問題にぶち当たりそうです。
CP製は圧縮比が10.0と9.0とかなりローコンプですので
NAでは話になりませんが、過給機前提であればハイパワーが狙えます。
FA20エンジンに関しては色々なパターンでの経験を積んでいるので
86 BRZでハードなチューンに興味があるようでしたら、お問い合わせください。